温室の花と園内の様子
すっかり落葉も落ち着いてきた百合が原公園の温室では、こんなに寒くなっても花を楽しむことができます。まず、中温室入り口では
<皇帝ダリア> 'ガッツアリアピンク' (学名 Dahlia imperialls cv.)
がかわいらしいピンク色で咲いています。
メキシコおよびグァテマラ山地に分布するキク科ダリア属の多年草の中でも、茎が木質化する3種類が「木立ダリア(ツリーダリア)」と呼ばれています。
その中でも特に茎が太くなり、草丈が高く(5~6mほど)なる種類が皇帝ダリア(Dahlia imperialis)です。
皇帝ダリアは、日が短くならないと花芽ができないため開花期が遅く、札幌の屋外では寒さのため、花を咲かせることは困難な植物です。
さて、大温室に入ると右手に見えるのが
<カンツバキ> 獅子頭 (学名 Camellia × hymals 'Shishigashira')
サザンカとツバキの雑種後代とされています。
<ユチャ> (学名:Camellia drupifera)
中国名で「油茶」と呼ばれるこちらのカメリア・オレイフェラは、もともと採油用として日本へやってきました。
<リコリス> (学名: Lycoris)
リコリスの左後ろに見える木、3月に黄色い花が咲くミモザの様子は、、
つぼみがふくらんできたようですね。
葉も特徴的でじっくり見とれてしまいます。植物の息吹で元気をもらえました♪
さて、クリスマスディスプレイ展を開催中の中温室では
照明がつきました!
夜もライトアップされ、ムーディーなクリスマス気分にひたれますよ♪
こちらの会場の「百合が原緑のセンター」は、17:15まで開館しています。
さて、場所は変わりまして
葉が落ちて木の枝があらわになったおかげで、園内では野鳥が観察しやすくなっています。
下向きに止まる「ゴジュウカラ」が、木や岩の穴をコツコツつついている様子をいたるところでよく見かけます。
そして、昨日初めて見たのが「アカゲラ」。けっこう大きくて、ムクドリくらいのサイズ。観察できた場所は、世界の百合広場あたりでした。
今回うまく撮れなかったので、次回はきれいに撮りたいところです。
冬でも楽しめる百合が原公園
温室ではお花とクリスマスの展示会を、外ではお散歩しながら野鳥を見にいらしてくださいね。
『クリスマスディスプレイ展』
開催期間:平成27年11月17日(火)~12月6日(日) ※11月23日(月・祝)は開館しています♪
期間中休館日:11月24日(火)、11月30日(月)
開催時間:8:45~17:15
開催場所:百合が原緑のセンター 中温室・小温室
温室入館料:高校生以上130円 ※ただし、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
★ クリスマスリースや、オーナメントの販売もあります