バラ開花中です。
いま、百合が原公園「ローズウォーク」ではバラが咲き始めています。
針葉樹林の林の中に作られた、長さ約100mの散歩道の両側には個性豊かなバラたちが咲いています。
オールドローズ、イングリッシュローズといったバラが敷地内に数多く植えられており、その辺りは甘い香りで包まれています。
満開に近づくと、たわわな花房が色鮮やかに咲き乱れます。
オールドローズの一つである「バリエガータ」。いちごミルクのような可愛らしい色合いをしています。
バラ’ヴィレッジ メイド’(バラ科 バラ属)
続いては、「メアリーローズ」。イングリッシュローズの一つで、やわらかいピンク色が魅力的です。
バラ’メアリーローズ’(バラ科 バラ属)
ほかにも、「フォークシンガー」という名前のバラもあります。シュラブ ローズの仲間です。
メアリーローズとは、少し色味の異なった、ほんのり薄いピンク色でこちらも愛らしいです。
バラ’フォークシンガー’(バラ科 バラ属)
また、バラが観られる場所はローズウォークのほかにもあり、リリートレイン沿線にはハマナシの園芸品種が並んでいたり、ヒースガーデンの向いや、モニュメント広場、かおりの庭、温室前の芝生の周りには原種バラや、シュラブローズが咲いています。
バラ’ドームシュタット フルダ’(バラ科 バラ属)※かおりの庭で咲いています。
この時期、園内には様々な種類のバラがあり、色々な表情を見せてくれます。
見頃はこれからです。例年7月上旬ごろまで観られる予定です。
そして、「世界の百合広場」ではどんどんユリの開花が進んでいます。
鮮やかな朱色が目を引く、反り返った花びらが愛らしい「イトハユリ」。
その葉が糸のように細長いことから「糸葉百合」と名付けられたといわれています。
イトハユリ(ユリ科 ユリ属)
他にも、20世紀初頭まで竹島と呼ばれた鬱陵島(現在、竹島とされるものとは別)にのみ自生されている「タケシマユリ」も開花中です。
タケシマユリ(ユリ科 ユリ属)
「チョウセンヒメユリ」は朝鮮半島や中国、ウラジオストク付近に分布しているユリ。
草丈が高く、すらっとした先にシャープな星型の朱色の花を咲かせます。
チョウセンヒメユリ(ユリ科 ユリ属 ヒメユリの変種)
鮮やかなオレンジ色で、独特な香りのする「チョウセンカサユリ」。
中国の山東半島、安徹省北部及び朝鮮半島に自生しています。
チョウセンカサユリ(ユリ科 ユリ属)
これから7月に入りますと、ユリの最盛期を迎えます。
また、来月7月3日火曜日からは百合が原緑のセンター大温室で「ユリ展」もはじまります。
愛らしいバラやユリの花がみなさまのお越しをお待ちしています。
【ローズウォーク】【モニュメント広場】【世界の百合広場】
観覧時間:24時間開放 (有料施設は除く)
観覧料 :無料 (有料施設は除く)
【ユリ展~原種をはじめとしたユリの紹介~】
開催期間:平成30年7月3日火曜日~7月16日月曜日祝日
開催時間:8:45~17:15
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
観覧料 :130円(高校生以上) ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等などの証明書の提示により無料