盆栽展を開催します。
百合が原公園緑のセンター大温室では、本日から「盆栽~愛好家の丹精込めた作品展~」を開催いたします。
百合が原公園では、恒例の展示会で今回で11回目となります。25席約70鉢を展示致します。
盆栽展の様子
盆栽は古典園芸として江戸時代以前から親しまれてきました。
一昔前までは盆栽と聞くと、年配の男性の方に好まれる渋いイメージが強かったですが、今では若い年齢層の方にも注目されています。また、海外の方からも「BONSAI」と呼ばれ、世界各国で活躍の場を広げています。
盆栽の種類は5種類あると言われています。
まず、常緑樹のものを総称した「松柏(しょうはく)盆栽」。
展示品名:赤蝦夷松
松・杉・檜(ひのき)などが使われ、盆栽の中で一番知名度の高いものです。
次に、葉の美しさや枝先の細やかさを観賞する「雑木(ぞうき)盆栽」。
展示品名:いろは紅葉
モミジやカエデなどが使われ、紅葉や落ち葉など四季の移り変わりを楽しむことができ、「葉もの盆栽」とも呼ばれます。
続いては、花の咲く時期が最高の観賞期になる「花もの盆栽」。
展示品名:萩
桜や梅、皐月(さつき)などがあり、早春から晩秋まで季節によって花を咲かせる様子を楽しめます。
さらに、実成りの風情を楽しむ「実もの盆栽」。
展示品名:木瓜
りんご・こくわなどがあり、実際に食べられるものもあって、観賞するだけでなく味わう楽しみ方もあります。
最後に、山草や野草が寄せ植えされている「草もの盆栽」。
展示品名:ヒメギボウシ
種類によっては室内で気軽に楽しめるものもあり、初心者でも比較的簡単に育てることができます。
盆栽は敷居が高いというイメージがありますが、庭や広い土地を必要としないスタイルのものも登場し、徐々に身近なものになってきています。
女性が好む可愛らしいものも増え、時代に合わせて盆栽も進化しています。
是非、盆栽の奥深さを感じにお越しください。
【盆栽~愛好家の丹精込めた作品展~】
開催期間:平成30年9月21日金曜日~9月24日月曜・祝日 ※会期中、休館日なし
開催時間:8:45~17:15 ※最終日は15:00まで
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
盆栽の相談コーナー:9:00~15:00(会場内で開催)
観覧料 :高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
共催:札幌盆栽会
昨日から秋のお彼岸がはじまりました。そして、23日日曜日は昼夜の長さが等しくなる秋分の日ですね。
そんな中、リリートレイン沿線のミヤギノハギはいま見頃を迎えています。
ミヤギノハギ(マメ科 ハギ属)
秋分の日に供えられる「おはぎ」。秋に萩の花が咲くため「御萩」と呼ばれているのは有名な話ですね。
また、百合が原緑のセンター大温室では、赤色の彼岸花が咲いています。
ヒガンバナ(ヒガンバナ科 ヒガンバナ属)
そして、24日月曜日は十五夜です。
秋の月によく似合うススキも園内の花木園で元気に育っています。
タカノハススキ(イネ科 ススキ属)
これから朝の夜明けが遅くなり、夕方の日の入りは早く感じるようになります。ますます秋が深まっていきますね。風邪など引かないように、朝晩の園内散策の際は暖かくしてお越しください。
場 所:百合が原公園 花木園
料 金:無料(緑のセンターなどの有料施設は除く。)
開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く。駐車場は20:00~6:00まで閉門。)