「新年のご挨拶」と「葉ボタンと育種ビオラの展示会」のご案内
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は百合が原公園をご利用いただきまして、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、みなさまにより一層楽しんでいただける公園を目指し、管理スタッフ一同努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
イノシシ
さて、百合が原公園2019年最初のイベントは「葉ボタンと育種ビオラの展示会」です!
展示会「葉ボタンと育種ビオラの素敵な世界」の様子
「葉ボタン」はアブラナ科のケールの品種(forma)で、観賞用として用いられます。
寒さに強く「冬のバラ」と呼ばれます。
葉ボタン(アブラナ科アブラナ属)
よく目にする種類として、真ん中の部分が紫や白色のものがありますが、最近では「萌花(モカ)シリーズ」というコーヒーやショコラ色した園芸品種(cultivar)も出ています。
萌花シリーズ(葉ボタン)
今回の展示会では、葉ボタンとビオラのかわいい寄せ植えやリース、ハンギングバスケット、ワイヤートルソーに葉ボタンを飾ってドレスアレンジしたディスプレイなど、葉ボタンの様々な楽しみ方をご紹介します!
葉ボタン・ビオラの寄せ植え
葉ボタン・ビオラのリース
ワイヤートルソーに葉ボタンをドレスアレンジしたディスプレイ
続いてビオラは、ヨーロッパのスミレ数種の複雑な交配から生まれたとされる園芸品種群です。
そのため、タネを蒔くと親とは違った性質の様々な子が生まれます。
ビオラ(スミレ科スミレ属)
「育種」とは、目標とする花をつくることで、様々なビオラを交配することで新しい園芸品種が作り出されます。
また、育種家は日本各地に存在し、その育種家たちがつくる園芸品種一つひとつは色も形も違い、世界に一つとして同じものはありません。
例えば、ウサギのような形の「碧いうさぎ」。
碧いうさぎ(ビオラ)
プリンセスのドレスのようなフリルが可愛らしい「ローブ・ドゥ・アントワネット」。
ローブ・ドゥ・アントワネット(ビオラ)
ドラキュラのマントをイメージさせるダークな色合いの「ドラキュラ」。
ドラキュラ(ビオラ)
同じ品種でも同じ顔が一つとしてない「エボルベ」。
エボルベ(ビオラ)
一つの園芸品種をつくりだすのには十数年以上かかることもあり、完成したビオラはまるで芸術作品のようです!
是非、育種家が丹精込めてつくったビオラをご覧ください!
また、一部展示物を除き、葉ボタン・ビオラの苗や展示物を販売いたします。
気に入ったものがありましたら、その場でお買い求めいただくことも可能です。
ビオラキーホルダー
温室売店にはビオラのキーホルダーもあります。
【葉ボタンと育種ビオラの素敵な世界】
開催期間:平成31年1月4日金曜日~1月27日日曜日 ※7日、15日、21日は休館
開催時間:8:45~17:15
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
観覧料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
主催:(公財)札幌市公園緑化協会
共催:(有)コテージガーデン