世界の庭園The world garden
札幌市の3つの姉妹都市を代表する庭園と日本庭園で構成されたエリアです。4つの庭園を巡る沿道には宿根草のボーダーガーデンやあじさい園の他、札幌市内ではあまり見られない植物も栽培しています。
エリアへの入場は有料です。開園期間など営業内容は下記をご確認ください。
入園料 | 大人(高校生以上)130円
(※)障害者手帳アプリ「ミライロID」に登録された手帳は、マイナンバー連携済みの場合に限り、本人確認書類として利用できます。 |
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開園期間 | 4月下旬から11月上旬 |
開園時間 | 8時45分から17時15分(入園は16時45分まで) |
休園日 | 期間中無休 |
4つの庭園
札幌市の姉妹都市、中国・瀋陽市、ドイツ・ミュンヘン市、アメリカ合衆国・ポートランド市の庭園と日本庭園を回遊式に巡る構成になっています。
日本庭園は昭和58年(1983年)に造園され、昭和61年(1986年)に他の3庭園と共に「世界の庭園」として整備されました。
各庭園はそれぞれの国の造園家に設計を依頼し、設置している彫刻や植物の種類などにもこだわって作られています。それぞれの庭園をご覧になりお国柄の違いもお楽しみください。
- 日本庭園(札幌市)
- 瀋芳園(瀋陽市)
- ムンフェナーガルテン(ミュンヘン市)
- ポートランドガーデン(ポートランド市)
その他の見どころ
4つの庭園を巡る沿道でも様々な花壇や植物を楽しんでいただけます。
日本庭園
城郭を思わせる石垣の構えと中央の池にはり出た水舞台を意匠のモチーフにして構成された池泉回遊式の庭です。
和を感じさせるウメやツツジ、モミジ等の他、国内外の北方系樹種を多く植栽して、札幌の四季を楽しんでいただけるようになっています。また、銀閣寺垣や建仁寺垣といった竹垣をはじめ、ししおどし、つくばいなど日本の造園技術も見どころです。
庭園の風景
庭の見どころ
瀋芳園(しんほうえん)
中国の伝統的な自然山水の庭園です。庭園内の建造物、垂花門(すいかもん)・遠香亭(えんこうてい)・繍誼亭(しゅうぎてい)は、明・清代の建築様式を取り入れています。
木組と屋根の瑠璃瓦は中国で制作され、百合が原公園まで運ばれたものです。
奇岩『太湖石(たいこせき)』と各々の建物に掲げられた書、入口にある石獅子は、瀋陽市から贈られたものです。建造物と書についても、ぜひご覧ください。
庭園の風景
庭の見どころ
ムンヒェナーガルテン
春から秋まで花の絶えない沈床式庭園(サンクンガーデン)です。
針葉樹に囲まれたバイエルンの庭は、中央に一段低く作られた「小川の流れる野原の風景(メドウガーデン)」を楽しむ庭園です。特に早春のスイセンが咲く風景は見ごたえがあります。
四隅のパーゴラと生垣前のスペースには、テーブルとイスを設置しています。
この庭園は、ミュンヘンの造園家 G.トイチェ氏により設計されました。
庭園の風景
ポートランドガーデン
ポートランド市の一般的な家庭の庭を再現しました。
ポートランド市の花、バラを主題にしています。庭に置かれた石の彫刻『シスターズ』は、ポートランド市民から札幌市民への贈り物です。
ポートランドガーデンは、ポートランドの造園家 B.フェリー女史により設計されました。
庭園の風景