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2009/01/29

伝統的な・・・

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大温室に水琴窟(すいきんくつ)が出来ました。

去年のツバキ展の時にはししおどしがあった場所です。

この水琴窟、公園職員の手作りなんです!

ちなみに備え付けの柄杓(ひしゃく)も手作り。

全部去年ししおどしを作った職員が制作したんですよ!

写真端に少しだけ見える竹垣の作製には、さっぽろ緑花園芸学校の生徒さんも携わっています。

 

 

以降水琴窟について私なりに解釈し、簡単にまとめた物を載せますのでご参考までにどうぞ。

(簡単にと言いつつ長くなりましたが・・)

 

水琴窟とは?

日本庭園の伝統的な技法の一つで、洞窟内で水滴が落ちた時に発生する反響音を庭園内で楽しむ為の仕掛けです。

元々は洞水門と呼ばれる手洗い場の排水設備でしたが、反響音が柔らかな金属質にも似た澄んだ琴の音に似ている事から「水琴窟」と呼ばれる様になりました。
江戸時代~明治時代にかけて盛んに取り扱われましたが、昭和の頃にはその多くが失われていました。

しかし、近年その美しい響きが注目され、再び各地で造られ始めています。
又、水琴窟は日本各地にありますが、瓶の形状や水の加減、環境等によって多様な音色に変化する為、一つとして同じ音色の物は無いと言われています。

仕組み

一般には茶庭に据える手水鉢(蹲踞・つくばい)の下の地下に、底に小さな穴の開いた甕(かめ)を逆さに伏せて埋め込みます。
甕底は水がある程度溜まる様に固めます。

温室の物は水を張った平たい受け皿を置いて、その上に水滴が落ちる様にしています。

地上に手水鉢を置き、そこから水を流すと石を敷き詰めた道なりに穴から地下へ水滴となって瓶底の水面に滴り落ちた時、甕の内部に生じる反響音を楽しみます。
ご来園の際はその音色を観賞していって下さいね!!

ツバキも全体の2割程開花しています。

ギンヨウアカシアも日に日に蕾が色付いて来ていますが、気の早い鉢植えの株が一つ咲いていました。


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