不思議な匂い
今、中温室から小温室への境目に、不思議な匂いが漂っています。
鼻をつくような……薬品のような……?
一番近いのは、買っていた肉を使うのを忘れて
冷蔵庫でダメにしてしまった時のような匂い。
匂いの元はこの花です。
コンニャク(蒟蒻、菎蒻、学名:Amorphophallus konjac)の花。
花が咲くためにはある程度イモの大きさがなくてはいけません。
およそ4~5年かけて大きくなったものが開花すると言われています。
皆さんの食卓にあがるコンニャクは、このイモから作られます。
コンニャクにするのはだいたい3年目のイモ。
開花の前に収穫されますから、畑周辺が臭うことはないそうです。
温室のコンニャクの花は、ビニールシートで周辺を覆っていますから
直接匂いが漏れることは無いのですが、隙間から少々臭気が漏れています。
温室にいらしたら話のタネに是非この臭さを体感して頂きたいです。
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さて、温室は新年度に向けて模様替え中。
大温室の奥に、地涌金蓮(チユウキンレン)こと、ムセラ ラシオカルパがあります。
昨年上の写真のような姿を見せてくれた株も、一度咲いたら後は枯れるだけ。
なので温室ボランティア「ミモザ」の皆さんと一緒に
株のわき芽は生かしつつ植え替え+4本追加して植栽しました。
次の開花がいつになるか楽しみです。
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温室以外でも、春の準備は進んでいます。
宿根草ボランティア「クローバー」の皆さんとの種まきや、
暖かくなってからのコンテナガーデン寄せ植えの準備など
本格的な花の季節に向けて、楽しみが増えていきます。
「春の花展」も4月1日からスタートします。
札幌の春一番を、百合が原公園でお楽しみ下さい。