明日は冬至です
明日は一年で最も日照時間が短くなる冬至です。日が暮れ始める時間も日々早まり、会社や学校から帰られる時間帯は特に寒さも厳しく感じます。そのため、冬至の風習に習い、柚子湯に入り無病息災を願うという方もいらっしゃると思います。
百合が原緑のセンターでは、ユズなど柑橘系の植物が実り色づいています。
ユズ(ミカン科 ミカン属)
柚子湯に入る風習は、冬至を「湯治」、ユズを「融通が利く(体を丈夫にする)」といった語呂合わせや、ユズの香が邪気を払うといった意味合いから、古くは江戸時代からあったと言われています。
こちらは、ゴツゴツとした姿かたちが獅子の顔や鬼の顔のように見えるところから名がついた獅子ユズ(オニユズとも言われています)。
獅子ユズ(ミカン科 ミカン属)
獅子ユズは、ユズとは言えどもブンタンの仲間なので、ユズほど香りは強くありません。食用にも向きませんが、獅子や鬼の名がついているめ、邪悪なものを排除してくれる。実がとても大きくなる様子から、実入りが大きいという千客万来という意味合いなども相まって、縁起物として飾られたりします。
このほかにも獅子ユズと同じように大きく実るジャンボレモンや、瓢箪(ひょうたん)のような形の弓削瓢柑(ゆげひょうかん)など、なかなか北海道では目にすることが少ない柑橘系植物が緑のセンターでは木に実っている状態でご覧いただけます。
ジャンボレモン(ミカン科 ミカン属)
弓削瓢柑(ミカン科 ミカン属)
冬至は、日が最も短い日であり、この日を境にまた日が長くなっていくことから「悪いことが続いた後に良いことが訪れる(陰から陽へ向かうこと)」という意味合いの「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われています。
冬至を境にみなさんの運気があがるよう、柚子湯やカボチャ(南京)など古くからの風習を取り入れてみませんか?
【百合が原緑のセンター温室】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)、年末年始(12月29日から1月3日)
観覧料:高校生以上130円
中学生以下、65歳以上、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
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