春の日和に誘われて
ぽかぽかとした暖かな天候が、高く積もった公園内の雪を溶かしてくれています。日に日に春の訪れを、あちらこちらで感じられるようにもなってきましたね。
先日お知らせしていたスノードロップは、ふっくらとした白く艶やかな蕾も増えていました。この週末も暖かい気候が続く予報でしたので、もう間もなくその可愛らしい花姿を観賞できそうです。
百合が原緑のセンターでは、3月21日月曜祝日までツバキ展が行われていましたが、いまだ美しく咲くツバキがご覧いただけるほか、春の植物たちも会場を飾っています。
ヒメサザンカ(原種)
大温室入口には見頃を迎えているヒメサザンカが飾られ、ほんのりとした芳香も楽しめます。
クレマティス カートマニー ‘ジョー’(キンポウゲ科 センニチソウ属)
たくさんの品種があるクレマチスですが、春に小輪の花が咲き、花弁の中央はやや黄緑色の美しい印象のクレマティス カートマニー ‘ジョー’を鉢物で展示しています。多年草で常緑クレマティスとも呼ばれ、葉は観葉植物としても楽しむことができます。このほかにクレマティス ‘ムーンビーム’も展示しています。
大温室中央では、雪解けが始まった早春ごろから咲き出す、エゾエンゴサクやニリンソウ、キクザキイチゲやオオバナノエンレイソウなどの山野草たちも展示されています。
オオバタチツボスミレ(スミレ科 スミレ属)
現在、春の装いを感じさせてくれる大温室ですが、4月1日金曜日からは【春の花展~一足早い春の訪れ~】が開催されます。
キクザキイチゲ(キンポウゲ科 イチリンソウ属)
雪解け間もなく咲き出す山野草は「春植物」呼ばれ、姿が楽しめる期間もわずかなことから「スプリング・エフェメラル(春の儚いもの)」とも表現されています。期間中は約20種類100株以上の可憐な花姿の春植物を展示予定です。どうぞお楽しみに!
また、百合が原公園のガーデンショップでは、春の花壇を華やかに仕上げてくれる花苗たちが店内に溢れています
本日も、オステオスペルマムなど色合いも豊かな花苗たちが入荷予定です!
新年度の準備などでお忙しい時期かと思いますが、春色が溢れる百合が原公園で気持ちも和むひとときをお過ごしください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
【春の花展~一足早い春の訪れ~】
開催期間:令和4年4月1日金曜日から4月24日日曜日
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
主催:(公財)札幌市公園緑化協会
開館時間:8時45分から17時15分
観覧料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)
【ガーデンショップ】
営業期間:通年※現在、緑のセンターより入店する屋内売店にて営業中。屋外売店は4月中旬より営業予定。
営業時間:9時00分から17時00分
休業日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休業)
直通電話:080-1978-0536
※ガーデンショップスタッフが不在の時間帯もございますが、ご購入は可能です。会計は緑のセンター受付にて承ります。
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用やウォーキング、ペットを連れての公園内の散歩などでお越しの際は、マスクの着用、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへご協力いただけますようお願いいたします。