シナマンサク開花情報（3月15日）

東京では連日20度を超える暖かさに、サクラの開花も発表されました。本州のサクラの開花だよりが聞こえてくると、随分と冷え込んだ札幌市内にも着実に春が近づいてきているなぁと、ワクワクも止まりません。

百合が原公園では、屋外の花木で例年最も早く開花を始めるシナマンサクが黄色い花を咲かせていました。

シナマンサクはマンサク科マンサク属の中国原産の落葉樹です。ご覧のとおり、昨年の枯れ葉が多く枝に残っている状態で開花が始まります。

春に他の植物に先立ち「まず咲く」ことから、「マンサク」と呼ばれるようになったと言われ、中国原産のマンサクのため「シナマンサク」と名付けられました。マンサクの仲間の中でもいち早く開花を始め、大きな花も特徴の一つです。

百合が原公園の南側にある藤棚付近には日本原産のマンサクが植栽されています。

　3月15日今朝のマンサクの様子

例年、シナマンサクの開花後、半月を過ぎた頃にマンサクの開花もお知らせしていました。今朝、マンサクの一部の蕾からは、黄色い花が顔を見せ始めていました。

今年のマンサクはたっぷりの蕾が確認されているため、3月下旬には黄色い花がお楽しみいただけそうです。

百合が原公園の植物たちも徐々に開花が始まっています。本日は札幌市内の中学校では卒業式とのこと。新たな門出を迎えられるみなさんも、小さな蕾からゆっくりでもいいので素敵な花を咲かせていってくださいね。

【百合が原公園】

場所：百合が原公園「世界の百合広場」

料金：無料（有料施設は除く）

開園日時：終日入園可（但し、有料施設は除く）

駐車場：P2駐車場をご利用ください