【サクラソウ美術館】は明日4月22日から
百合が原 緑のセンター中温室では、日本原産のサクラソウと、ヨーロッパで品種改良されたサクラソウの仲間、プリムラ・オーリキュラを、18から19世紀に流行した伝統あるそれぞれの飾り方でご覧いただける【サクラソウ美術館~日本と欧米のサクラソウの展示~】を、明日4月22日 火曜日から開催します。
サクラソウ ‘天晴’
サクラソウは、日本に自生するサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。サクラに似た花をつけるため、その名がついたとされているサクラソウは春の代名詞として名高い植物です。
サクラソウ ‘白兎’
花の色や形が変異しやすい性質をもつため、江戸時代を中心に庶民の間で珍しい特徴的な新品種を競って作出しました。
こちらの展示会では、江戸時代天保の頃に考案された伝統的な展示手法で、ひな壇状の飾り棚に鉢を並べて展示する桜草花壇でみなさまにはお楽しみいただきます。
また、江戸の町でサクラソウがブームを巻き起こしていた同じ頃、イギリスではサクラソウの仲間、プリムラオーリキュラが園芸品種として確立しました。
ボーダーオーリキュラ ‘ジュリー・ナタール’
円環の整った幾何学的な花姿、独特のはっきりした色合いのプリムラ オーリキュラは、「生きる絵画」「プリムラの宝石」とも呼ばれ、一鉢一鉢が高級なアート作品として引き立つような飾り方が考案されました。
プリムラ・オーリキュラは、18~19世紀に考案された、伝統的な展示方法、「ショウステージ」と「額飾り」でご紹介します。
サクラの花弁のように繊細で柔らかな花色のサクラソウと、色彩が鮮明で高級アートのようなプリムラ オーリキュラは湯沢園芸さまのご協力のもと、期間中入れ替えを行いながら約190品種290鉢の日本のサクラソウと、30種類30鉢のプリムラ オーリキュラを展示します。
それぞれのサクラソウの装いをぜひ間近でお楽しみください。
【サクラソウ美術館~日本や欧米のサクラソウの展示~】
- 開催期間:4月22日 火曜日から5月6日 火曜祝日まで
- 協力:湯沢園芸
【百合が原 緑のセンター】
- 開館時間:8時45分から17時15分
- 休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)
- 入館料:高校生以上150円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
※4月1日より百合が原 緑のセンター温室入館料は高校生以上150円となりました。なお、「中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料」に変更はありません。
【百合が原公園】
- 料金:無料(有料施設は除く)
- 開園日時:終日入園可※P2駐車場を開放中