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2025/12/18

コウテイダリアの蕾が開き始めました(2025年12月18日)

朝晩は寒さが強まっていますが、日中は青空も広がり温室内にはあたたかな日差しも届いています。百合が原 緑のセンター大温室では、コウテイダリアが咲き始めました。

本日開花したコウテイダリア

メキシコ原産のコウテイダリア(キク科ダリア属)は、日が短くなる時期にならないと花芽ができない短日植物です。8月から10月にかけて、百合が原公園のダリア園やリリートレイン沿線で豪華に彩っていたダリアとは、見頃を迎える時期が異なるという特徴があります。

10月中旬のダリア園の様子 10月中旬のダリア園の様子

メキシコから中米にかけて27種類が分布しているダリア属の植物の中でも、コウテイダリアは茎が木質化(茎が茶色に変色し、まるで木のように硬くなる)する、「木立ダリア」のグループで3種あります。その中でも、コウテイダリアは竹のような節がある茎が太く、草丈は5~6mもの高さになる種類です。

竹の支柱に支えられたコウテイダリアの茎部分 竹の支柱に支えられたコウテイダリアの茎部分

ただ、草丈が高く成長するわりには寒さに弱く、茎が空洞で風に弱いという性質があるため、日本では東北地方が屋外で越冬できる北限と言われています。

本来であれば、寒さの厳しい北海道の屋外では花が咲いている様子を楽しむことができないコウテイダリアですが、温度が保たれ天井の高い百合が原緑のセンター大温室ではその花姿を楽しむことができます。

コウテイダリアの花のアップ

なお、今年は実際の高さを感じていただこうと、竹の支柱を使いまっすぐ上へと生長させました。花までの距離はかなり遠く感じられることと思いますが、10から15センチメートルの薄紫がかった桃色の大輪の花が、今後続々と開花していきます。

会場中央のミモザと高さが変わらない皇帝ダリア

会場中央にそびえたつミモザと変わらないほどの高さとなったコウテイダリア。みなさんも百合が原 緑のセンターに足を運んで花や茎の様子を観賞してみませんか?コウテイダリアの見頃は来週以降の予定です。

このほか、温室ではサザンカやツバキ、香りの良いルクリアも楽しめています。

ヤブツバキ系‘秋一番’ 白いツバキ‘秋一番’

開花が進むルクリア 芳香が楽しめているルクリア

【百合が原公園】

  • 料金:無料(有料施設は除く)
  • 開園日時:終日入園可
  • 駐車場:P2駐車場またはP4駐車場 利用可能(P2駐車場の冬期利用時間は8時45分から17時30分、P4駐車場は9時から18時まで

【百合が原 緑のセンター】

  • 開館時間:8時45分から17時15分
  • 入館料:高校生以上150円(中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料)
  • 休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)、年末年始休館(12月29日から1月3日まで)

※温室内は、植物にあった溫度設定にしております。暖かい格好でお越しください


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