今年最後のボランティア活動(2025年12月19日)
本日はリリートレイン駅舎周辺の花壇手入れやメコノプシス育成、緑のセンター ホールのディスプレイなど、通年で活動している公園ボランティア「ミモザ」の年内最後の活動日。
10月中旬に播種(植物の種子を土にまくこと)した「ヒマラヤの青いケシ」の芽が上がってきたので、ポット上げ(鉢上げ)を行いました。
ポット上げとは、種子まきで発芽した小さな苗を、より大きなビニールポットや鉢に植え替える作業のことです。種子まき時に大きめのトレイにまいた「ヒマラヤの青いケシ」ことメコノプシス ホリドゥラが小さな葉を伸ばし始めていたため、今回ポット上げ作業を行うことになりました。
メコノプシスとはケシ科メコノプシス属の植物で、ヒマラヤ、ネパール、ブータン、西ヨーロッパ、中央アジ アなどの高山地帯の標高3,000から5,000メートル地帯に分布しています。暑さに弱く、低地ではなかなか見ることができません。
百合が原公園の【世界の庭園】では、ブータンの国花に指定され蕾や葉に多くの棘があるメコノプシス ホリドゥラがご覧いただけます(このほか「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるものには、美しい青い花弁のメコノプシス ベトニキフォリアやメコノプシス グランディスなどがあります)。
高地に自生している植物のため、冷涼な気候の北海道内であっても、限られた施設でしか観賞することができません。夏の暑さから守り、水やりやこまめなお手入れを施すなどの作業にも公園ボランティアのミモザのみなさんのご協力を得ています。
保存しておいた1から2ミリほどの小さな種子を丁寧に植え、今回は細かい根が出始めた苗を、手際よくポット上げしていくミモザのみなさん。この中から少しでも多くの株が大きく育ってくれるよう願いながら作業は進みます。
この後、さらに大きくなった苗を再度ポット上げしたのち、強く大きく育った苗を来年の秋に「世界の庭園」の花壇へと植栽していきます。
これから日々寒さや雪の多さに苦労することが多くなっていきますが、公園ボランティアのみなさんには年明け1月20日 火曜日から25日 日曜日に開催される「アイスキャンドルの点灯」や、24日 土曜日の「キャンドル作り」講習会でもご協力いただいています。
イベントや植物の管理など、様々な場面でお手伝いいただいているボランティアのみなさんには感謝しかありません。これからもみなさんのお力やお知恵をお借りしつつ、この冬も乗り切っていけたらと思っています。
百合が原公園のボランティアとして関わっていただいているみなさま、今年も大変お世話になりました!来年もまたよろしくお願いいたします。





