展示会速報2/24
2月。寒さの厳しい季節ですが、百合が原公園では早春の花の展示会が開催中です!
来週からは「ツバキ展」と「雪割草展」という大変おすすめの展示会が始まります。
雪割草 ’彩蝶/さいちょう’
雪割草は、固くしまった春の雪を割って、春一番に咲き始める花として、
日本の園芸文化が花開いた江戸時代の頃から栽培が行われてきたとされています。
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属(Hepatica)の植物の園芸上の総称です。
ミスミソウ属(Hepatica)は北半球の温帯を中心に9種の分布が知られており、
日本にはHepatica nobilisの変種(variety)と品種(forma)の、ケスハマソウ、ミスミソウ、スハマソウ、
オオミスミソウが自生します。
日本海側の東北~新潟にかけて分布するオオミスミソウは変異に富み、様々な色や形の花を咲かせます。
今回の展示会では、国際雪割草協会、国営越後丘陵公園にご協力を頂き、
雪割草の解説パネルや国営越後丘陵公園内にある雪割草の群生地の写真を合わせて展示します。
雪割草は、平成20年にふるさと新潟の環境を守るシンボルとして「新潟県の草花」に指定されました。
「雪国の妖精」とも呼ばれる雪割草。雪国で暮らす人々にとって、春を待ち焦がれる気持ちは共通ですね。
とても小さな花ですが、春の訪れを告げる妖精のような、可憐なかわいらしさがあります。
雪割草 ’なごり雪’
咲きはじめの頃は花の中心部がかたく締まっていますが、咲き進むにつれて中心がほどけて、
緑のグラデーションが美しい三段咲きになります。
展示会では約30品種の雪割草をご紹介します。
北海道ではまだあまり知られていない花ですが、是非、この機会にご覧になってくださいね。
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【雪割草展】
開催期間:平成25年2月26日(火)~3月10日(日)
開館時間:8:45~17:15
会 場:百合が原緑のセンター(大温室)
休館日:毎週月曜(月曜祝日の場合は翌平日)
入館料:高校生以上130円
※65歳以上の方は年齢の分かる身分証、障がいのある方は障害者手帳提示で無料
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大温室では、ツバキ展が雪割草展と同時に始まります。
ツバキは百合が原公園の名コレクションのひとつ、冬の代表的な花です。
ツバキ ’玉之浦/たまのうら’
長崎県福江島玉之浦町が原産です。赤い花弁と白い覆輪が大変美しいツバキです。
交配にさかんに用いられ、このツバキを親とする品種が、国内外で数多く生み出されました。
ツバキ ’Demi tasse/デミタス’
ユニークな二段咲きのツバキです。雄しべの中に、小さな花がもうひとつ花があるように見えます。
期間中は約250品種のツバキをご紹介します。
「和」と「洋」のツバキの魅力をお楽しみ頂ける展示会です。どうぞお楽しみに。
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【ツバキ展】
開催期間:平成25年2月26日(火)~3月24日(日)
開館時間:8:45~17:15
会 場:百合が原緑のセンター(大温室)
休館日:毎週月曜(月曜祝日の場合は翌平日)
入館料:高校生以上130円
※65歳以上の方は年齢の分かる身分証、障がいのある方は障害者手帳提示で無料
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中温室では、アザレア展も開催中です!会場がとっても色鮮やかです。
アザレア展は、3/3(日)まで開催中です。
鉢植えの販売もございますので、合わせてご利用下さい。
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小温室ではクリスマスローズとオーリキュラの展示会を開催中です。
ご来館頂いたお客様が、ご好意でプリムラが描かれた絵を貸して下さいました。
シックな雰囲気で素敵ですね。この場をお借りして御礼申し上げます。
アザーショウセルフオーリキュラ ’taffeta/タフタ’
普段目にすることの少ない、珍しいオーリキュラの展示会ですので、この機会にどうぞご覧下さい。
花苗の販売も各種ご用意しております。
クリスマスローズは、お手頃な価格の鉢が人気、オーリキュラは、強健で育てやすいボーダーオーリキュラを選ぶ方が多いようです。
クリスマスローズ オーリキュラ展は3/3(日)まで開催です。
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お気に入りの花は見つかりましたでしょうか?
百合が原緑のセンターは毎週月曜休館となっております。※月曜祝日の場合は翌平日休館
2/26(火)からは新しい展示会も始まります!
皆さまのご来館をお待ちしております。