桜の花の様な・・。
今日から中温室「日本サクラソウ展」が始まりました。
期間:5/11(火)~5/23(日)
百合が原公園では初めての展示会です。
期間中約40品種約150鉢を「桜草鉢」というサクラソウ専用の
鉢に1品種ずつ植栽しています。
こちら!
「桜草花壇」です。
「桜草花壇」とは天保時代(1830~43年)から始まった観賞法で、
間口1間(1.8m)、奥行き5尺(1.5m)油障子の屋根(現在は半透明のビニール張り)の
組み立て式の小屋で、小屋の中に段を作り、そこにサクラソウの鉢を展示する物です。
又、会場ではサクラソウの歴史を紹介するパネルも展示致します。
ガーデンショップでは苗の販売も行っていますよ!
サクラソウはサクラソウ科プリムラ(和:サクラソウ)属の植物で多くの園芸品種があり、
日本の伝統的な植物として親しまれています。
展示されている物から一つ「久住山(くじゅうざん)」
九州の久住山に自生しています。
サクラソウ [Primura sieboldii]はサクラソウ科[Primulaceae]?
プリムラ(和:サクラソウ)属[Primula])も植物で多くの園芸品種があり、
日本の伝統的な植物として親しまれています。
「サクラソウ」と言う和名は、サクラに似た花を咲かせる草と言う意味です。
又、種の形容語である「sieboldii/シーボルディ」は
長崎出島のオランダ商館付き医師として来日し、
日本の植物を研究したドイツ人のシーボルト[P.F.Siebold]の名にちなみます。
《サクラソウの歴史》
江戸時代に、江戸の人々により江戸近郊の荒川の原野に生えている野生種の栽培から始まり、
変わり花の栽培、播種による育種、愛培家による会の発足等によって発展してきました。
しかしその後の維新や災害、戦争によって失われたと思われていましたが、
愛培家の必死な努力により絶滅を免れました。
又野生種は絶滅危惧種として様々な保存が試みられ、現在に至ります。
日本の歴史ある植物を、歴史ある観賞方法で楽しめる展示会ですよ!
大温室では16日(日)迄「キッチンガーデン展」開催中です!
屋外は・・。
世界の百合広場や芝生広場では、サクラも咲いてきましたよ。
八重咲きの「関山」の開花はもう少し後になりそうです。
その他レンギョウ、モクレン類、スイセン、高山植物等がご覧頂けます。
ムスカリの道はほんの一部ムスカリが青くなっていますが、全体的には1割程度です。
チューリップはまだ開花していませんが、蕾の色が付いてきた品種も出て来ました。
来週頃には開花してくるのではないかと思われます。