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2024/10/15

園内の様子と初開催【植物シモバシラ写真展】は明日から(2024年10月15日)

天候にも恵まれた三連休、紅葉狩りやスポーツを楽しまれた方々も多いのではないでしょうか?百合が原公園では花色や花形が変化に富み、豪華に咲くダリアが見頃を迎えていますが、こちらの景観が楽しめるのも残りわずかとなりました。

ダリア園10.15の様子 本日10月15日のダリア園の様子

美しく豪華に咲くダリアは、北海道のような冷涼な気候に適した植物ですが、球根は寒さで傷んでしまうため、百合が原公園では霜が降りる前に掘り上げてしまいます。

ダリア 舞姫

そのため、【ダリア園】や【リリートレイン沿線のダリア花壇】は、今年度10月20日 日曜日までとなり、21日 月曜日以降に堀上げ作業を行い、翌年の植え込みのため保存します。

まだ、今年のダリアをご覧いただけていないみなさまはぜひお早めにお越しください。

続いてこちらは現在無料開放中の【世界の庭園】の中にある日本庭園。昼夜の寒暖差が日増しに大きくなり、木々の葉もあたたかな色合いに変化してきています。

世界の庭園の日本庭園

水面に映る「逆さ紅葉」がお楽しみいただけるのは、もうまもなくかと思いますが、青空広がる日中の時間帯はもちろん、淡いオレンジ色に変化してゆく夕暮れの時間帯も大変おススメです。みなさんのお好みの景観はどちらでしょうか?

では最後に、緑のセンター中温室では明日10月16日 水曜日から初めて開催される【植物シモバシラ写真展~シモバシラが魅せる氷の世界~】をご紹介します。

みなさん、「しもばしら」というと、根雪になる前の初冬の頃、氷点下になると地中の水分が地表に染み出て無数の柱状に凍結したものを思い浮かべるかと思います。

実は、同じシモバシラという名の植物がいるのをご存じだったでしょうか?

百合が原公園の植物シモバシラの花の様子10.3 植物シモバシラの花

シモバシラは日本固有のシソ科の植物で、関東地方以西~九州に分布します。高さ40~70cm程度の多年草で、8月下旬から10月上旬に白い清楚な花を穂状に咲かせます。百合が原公園ではロックガーデンの池のほとりで、先日まで花を楽しむことができました。

シモバシラアップ(百合が原公園で12月に撮影 展示作品ではありません) 百合が原公園で12月に撮影

冬を迎える頃には地上部は枯れてしまいますが、枯れた茎に地中から吸い上げた水分がにじみ出て、白い柱状の氷を作る奇妙な特徴があり、そこからこのシモバシラという名がついたとされています。

会場には説明パネルも

こちらの展示会では、多くの方々に植物シモバシラに興味や関心をもっていただきたく、期間中20枚の写真作品のほか、植物シモバシラの氷ができる仕組みなどの解説パネルを掲示します。

植物シモバシラ(展示作品の一つ)

シモバシラという植物を見たことも聞いたこともなかったという方もいらっしゃるかと思います。一つとして同じ形はなく、繊細なシルクのような輝きを放つ氷を創り出す植物シモバシラを、会場でゆっくり観賞してみませんか?

【植物シモバシラ写真展~シモバシラが魅せる氷の世界~】

  • 開催期間:2024年10月16日 水曜日から10月27日 日曜日
  • 開催場所:百合が原 緑のセンター 中温室

【百合が原 緑のセンター】

  • 開館時間:8時45分から17時15分
  • 観覧料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
  • 休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休)

【百合が原公園】

  • 場所:百合が原公園「ダリア園」など
  • 料金:無料(有料施設は除く)
  • 開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
  • 駐車場:P1、P2、P3駐車場、すべて開放中です。ぜひご利用ください。

【世界の庭園】

  • 開館時間:8時45分から17時15分 ※入園は16時45分まで
  • 観覧料金:11月4日 月曜祝日まで無料開放
  • 休園日:11月4日 月曜祝日まで無休

年月別