アザレア展とショップ情報
ツバキ展が先日から始まった百合が原公園では、アザレア展もまだまだ同時開催中です。
フリルが豪華で、目移りしてしまいますね。展示会場の中温室から右奥に入りますと、小温室にもたくさんのアザレアが並んでいます。
一角には、新たにアザレアの寄せ植えも登場しています♪
後ろに並んでいる白花フリルのアザレア「パロマ」をつかった寄せ植えです。
チョコレート色のビオラにうす紫色のプリムラ、白い小花のイベリスを使った寄せ植えは、春を先取りした気分になれますね。
背の高い器に入った寄せ植えもあります。
器といえば、ガーデンショップではただいまアンティーク調の器の一部を、期間限定半額セール中!
ポット苗を入れて豪華に見せるもよし、お庭に置いてみるもよし、いろいろ使えそうなアイテムばかり。
28日(日)までのセールです。
アザレアのお値打ちコーナーもあります。数に限りがありますのでお早めにお求めください。
さて、場所は戻りまして中温室のアザレアをご紹介いたします。
<春めいた名前の品種シリーズ>
春のひびき
つくしの春
初桜
春の宴
春の宴 枝変わりの花(右)
'枝変わり’とは、突然変異によって同じ株の本来の性質・特徴とは異なる花・葉・果実が現れることをいい、‘芽条突然変異’(bud sport)ともいいます。アザレアは、本来の花と違う形・色・模様の新花が出現することが多く、アザレアの新品種の半数以上は枝変わりから誕生したといわれています。
枝変わりはツバキ、ミカン、針葉樹等の樹木、農作物、一年草など様々な植物でみられます。
上の写真は左右の花の色が違いますが、こう見えて同じ品種なのです。なかなか奥深いですね。
<人の名前風シリーズ>
優香(ゆうか)
ももか
愛香(あいか)
こちらは、ガーデンショップに並んでいた鉢です。
下は、ヒラドツツジ
正之進(しょうのしん) Rhododendron 'Shounoshin'
アザレアは女性らしい名前がついている品種が多いなか、ヒラドツツジの正之進は珍しく男性的な名前の品種。フリルはなく、パキっとした発色がりりしいですね。
花は大輪の一重です。
ヒラドツツジの歴史は比較的新しく、昭和26年に九州農業試験場園芸部(当時)の調査によって、
世に紹介されました。長崎県平戸市に自生する常緑性の大輪系ツツジがもとになっています。
ヒラドツツジはいくつかの種の自然交雑によって生じた品種群で、ケラマツツジ、キシツツジ、リュウキュウツツジなどが関与しているとされます。
アザレアは、こういったヒラドツツジやサツキ、クルメツツジなどが複雑に交配されて誕生しました。
中温室には、アザレアについて詳しく説明しているパネルもありますのでご覧ください。
展示しているアザレアの中には、20年以上もかけて育った古木や、現在では流通していない品種もたくさん並んでいます。
満開のアザレアをぜひご堪能ください!
『アザレア展』
開催期間:平成28年2月16日(火)から3月6日(日)まで
<期間中の休館日 2/29(月)>
開催場所:百合が原緑のセンター 中温室
♪大温室にて同時開催中♪
『ツバキ展』
開催期間:平成28年2月23日(火)から3月21日(月・祝)まで
<期間中の休館日 2/29(月)、3/7(月)、3/14(月)>
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
♪来週月曜日から♪
『レカンフラワー展』
開催期間:平成28年3月1日(火)から3月13日(日)まで
<期間中の休館日 3/7(月)>
開催場所:百合が原緑のセンター 小温室
協 力 :ほっかいどうフルールアール
(共通)
開催時間:8:45から17:15まで
温室入館料:高校生以上130円
※65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料