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2016/03/12

レカンフラワー展3/13まで

3/1(火)から始まった「レカンフラワー展」も、ついに明日3/13(日)で最終日となりました。

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レカンフラワーって、どんな花なんだろう?初めてその名前を聞いた方も多いかと思います。

 

というわけで、今回の展示に協力いただいた「ほっかいどうフルールアール事務局」の、たけだりょう先生が講師をつとめるレカンフラワーの講座、「ミニ額づくり」に参加した時の様子をお伝えします。

 

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こちらが、花を摘んだ後に立体乾燥させた花材です。乾燥に時間がかかるため、すでに処理済みのものを用意いただきました。

 

レカンフラワーの乾燥方法は4つあり、中でも比較的手軽なのは、「ジュエルサンド」という特殊細球状のシリカゲルをつかった乾燥方法です。

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花びらの隙間までジュエルサンドを入れ込んで乾燥させるため、このように生花のような立体感を保ち自然な仕上がりになります。

 

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さて、ミニ額づくりには専用キットをつかいました。

 

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お気に入りの台紙を選び、背景に貼ります。長年レカンフラワーを作っている方は、この台紙選び・台紙作りに特に時間をかけるそう。台紙によって、作品の印象が決まってくるからです。

 

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使いたい植物が台紙の雰囲気に合うか、置いてみながら花材を選んでいきます。札幌らしさを入れたかったのでライラックを並べてみました。

 

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使いたい花材を選び、配置しやすいようにカットします。

 

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水分のないボンド、レジンなどをつかって植物を配置していきます。

 

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そして、最も気を遣うのがこの作業!花材を貼った台紙を、キット付属の乾燥シートと共にスチール缶の中に入れてはめ込み、特殊な接着剤を使って完全密封します。ここで上手に密封できるかどうかで、長期保存できるかどうかが変わってきます。

 

密封がうまくいくと、置いておく環境にもよりますが10年ほど経過しても色あせない作品もあります。

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額にいれると、たちまちアート作品のように仕上がりました♪

 

ボタニカルアートの1つ、 「プリザーブドフラワー」と「レカンフラワー」との違いは、「発色」にあります。

 

どちらも、実際の植物を乾燥させて作るアート作品ですが、プリザーブドフラワーは一度植物の色を抜いてから、再び植物に色素を吸収させて色づけをします。鮮やかな青いバラや緑のバラを使った作品は、プリザーブドフラワーであることがほとんどでしょう。

 

一方で、レカンフラワーの色は植物そのものの色を生かしています。全く色が変わらない植物、少しアンティークな色になる植物の違いなどを見るのもおもしろいです。

 

春が待ちきれないこの時期にも、季節に左右されずに花を楽しむ方法の1つとしてレカンフラワーにふれていただけると嬉しいです。

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豊平区にある六軒村エンロケンでレカンフラワーの講習会などを行っておりますので、作ってみたい方はぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

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今回、レカンフラワー展で展示しているこちらのツバキのレカンフラワー作品。

 

こちらのツバキは、作家さんが以前百合が原公園のガーデンショップで購入したツバキの鉢を、数年間育てて作った作品なのだそうです。レカンフラワーとなり、ふたたび百合が原公園へと里帰りしたことを思うと感慨深いものがありますね。

 

最終日まで、お楽しみください!

 

 

『レカンフラワー展』

開催期間:平成28年3月1日(火)から3月13日(日)まで

開催場所:百合が原緑のセンター 小温室

協 力 :ほっかいどうフルールアール

開催時間:8:45から17:15まで

温室入館料:高校生以上130円

※65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料

 

レカンフラワー展会場内での写真撮影はご遠慮いただいておりますのでご了承ください。


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