温室内エゾヤマザクラの開花状況
午前中にぱらついた雨も止み、空が明るくなってきました。明日以降も、2,3日おきに雨という、次々と低気圧の通過する春らしい天気となってきました。さて、緑のセンタ-・温室で咲いているエゾヤマザクラは、満開となるのは今週の半ば頃の見込みです。サクラは1日で咲きはじめの状態から満開へ咲き進むほど一気に開花し、咲いた花は数日で散るそうです。
1日に咲いた株は上から3分の1くらいまで開花。
8~9分咲きといった感じで、サクラ色が陽の光をあびて優しく輝いています♪
あと2本は梢の上の方が開花してきています。
木は、高さは3mほど。鉢植えです。
エゾヤマサクラ足元では、フクジュソウやカタクリ、オオバナノエンレイソウ、エゾエンゴサクなど、春を告げる野山の花が咲いています。
カタクリ 温度が下がると花弁が閉じて、上がると花弁が開くそうです。
野山の花は、これから開花が増える予定です。
エゾエンゴサク 本州北部から北海道、南千島、サハリンなどに分布します。
札幌市内、市内近郊の低地の草地や林床、林縁などで青紫色の群生が見られます。
さて、温室では、春の花展のほかにもたくさんの花が咲いています。
ハナモモとボタン
桃の花も、春らしいですね。
ボタンも咲きはじめました。シャクヤクと近い植物で、どちらも同じボタン科ボタン属です。ボタンの仲間のうち、草本の植物をシャクヤク、幹が堅く背が高くなる植物をボタン、と呼び分けるそうです。札幌の山にはヤマシャクヤクなどが育ちます。
シャクヤクは当公園の見所の1つです。リリートレインの線路に沿って、6月頃開花します。
最後に、こちらはボタンのような八重咲きのツバキ。
ツバキ‘久留米乙女’
雨が降っても安心の温室で、ゆっくり春をお楽しみ下さい。
『春の花展』
開催期間:平成28年4月1日(金)から4月24日(日)まで
<期間中の休館日 月曜日(4/4(月),4/11(月)、4/18(月))>
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
開催時間:8:45から17:15まで
温室入館料:130円
※中学生以下無料。65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料