【福寿草と雪割草展】本日より開催します
今朝はふんわりとした雪が降り積もっていましたが、日差しが出始め気持ちの良い気候となっています。百合が原緑のセンターでは、春を告げる花の代表とされる福寿草と雪割草の展示会が、本日よりいよいよ開催します!
福寿草は、北海道から本州の山野に多く見られる日本原産の多年草の春植物です。3から4センチほどの鮮やかな黄色い花を咲かせて、花弁を使い日光を花の中心に集め、その暖かさで虫を誘引しています。
フクジュソウ(キンポウゲ科 フクジュソウ属)
福寿草という和名は、幸福や長寿など福を招く縁起の良い植物からその名がつき、古くは江戸時代から日本人に愛され多くの園芸品種も誕生しました。また新春を祝う植物として、元日草(がんじつそう)や朔日草(ツイタチソウ)とも呼ばれています。
公園内の落ち葉や木の実、枝なども添えて展示することで、より一層フクジュソウの黄色の花色が鮮やかさを増してご覧いただけるかと思います。
さあ、こちらは花色や花形も多彩で小さく可憐な花姿が魅力の雪割草たちです。早春の陽光を浴び、林の中で一早く花開く山野草の一種である雪割草。ミスミソウ、スハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウなどや、それらをかけ合わされたものを総称して雪割草と呼ばれています。
深い青紫色の雪割草 ‘碧空’
花色は桃色や藤色、白や緑と大変多彩なうえ、一重や二段咲き、千重など花形も豊富なため、観る者を飽きさせない可憐な花姿をしています。そのため、江戸時代にはすでに注目され、古くから日本人に愛されてきました。
千重咲きの雪割草 ‘蓮月‘
純白の花色の雪割草 ‘雪あかり’
今回の展示会では、福寿草は1品種34鉢、雪割草は22品種約49鉢を展示いたします。咲き方の詳しい解説も掲示しております。雪割草は北海道では自生していないため間近でゆっくり見比べていただき、それぞれの魅力を感じていただけたらと思います。
また、展示会会場横のフロアーでは、百合が原公園ガーデンショップも営業中!福寿草や雪割草の花苗の販売も行います。
※雪割草の入荷が少し遅れております。
いまだ寒さも厳しく、一面雪に覆われた風景が広がっていますが、暦の上ではまもなく立春ですね。春の訪れを告げてくれる福寿草と雪割草の、力強さや健気で可憐に咲き始めた様子に暖かな春を思い楽しんでご覧ください。
【福寿草と雪割草展~春を告げる雪国の妖精たち~】
開催期間:令和4年1月25日火曜日から2月13日日曜日
開催時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催場所:百合が原緑のセンター 小温室
観覧料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
同じ会場では、先日開花のお知らせをしたセツブンソウも一緒に展示中です。
セツブンソウ(キンポウゲ科 セツブンソウ属)
【福寿草と雪割草展】とともに、ぜひ一緒にお楽しみください。
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用、ウォーキングやペットを連れての公園内の散歩などでお越しのみなさま、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力をお願いいたします。