本日から【盆栽展】開催です!
本日から、百合が原緑のセンター大温室では【盆栽展~愛好家の丹精込めた作品展~】が開催されています。今回で15回目を迎えるこちらの展示会では、盆栽の愛好家団体「札幌盆栽会」の会員の方々の作品18席66鉢が会場を飾ります。
古典園芸として江戸時代以前から親しまれてきた盆栽。一昔前までは盆栽と聞くと、年配の男性の方に好まれる渋いイメージが強かったですが、今では若い年齢層の方にも注目されています。また、海外の方からも「BONSAI」と呼ばれ、世界各国で活躍の場を広げています。
では、会場に展示されている作品の数々をご紹介していきます。
盆栽といっても種類はいくつかあるのですが、まずは多くの盆栽展などには必ず飾られている常緑樹のものを総称した盆栽界の代表「松柏(しょうはく)盆栽」から。
作品:赤エゾ松
作品:オンコ
松や杉、檜、真柏などがあります。
次に、葉の美しさや枝先の細やかさを観賞する「雑木(ぞうき)盆栽」。
作品:ナナカマド
作品:ツタ
モミジやカエデなどが使われ、秋ならではの紅葉や落ち葉など四季の移り変わりを楽しむことができる葉もの盆栽とも呼ばれます。
続いて、花の咲く時期が最高の観賞期になる「花物盆栽」。
作品:サルスベリ
サルスベリの花
桜や梅、皐月(さつき)などがあり、早春から晩秋まで季節によって花を咲かせ楽しみます。
また、この季節は実成りの風情を楽しむ「実もの盆栽」も多くご覧いただけるようになります。
姫リンゴやナナカマドなど可愛らしく色づいた実が観賞できるのも秋の楽しみの一つです。
会場には山草や野草が寄せ植えされている「草もの盆栽」の並びます。
作品:大輪姫フロウ
作品:白花ツルボ
会場には、主木となる一鉢と、山野草や小さく整えられた桜や皐月、梅など花が咲くもの、柿、りんごなどの実のなるものなどの可愛らしい小品盆栽のほか、石などと組み合わせて自然の風景を表現したものなど、札幌盆栽会会員のみなさんのさまざまな席飾が並びます。
盆栽は男性的で力強さを感じるイメージがありましたが、植物の美しい生命力と繊細さをも1鉢に表現しています。
是非、この季節だからこそ楽しめる盆栽の奥深さを感じに、百合が原緑のセンターに足を運んでみませんか?
なお、期間中は会員による相談コーナーも開設しております(9時から17時まで)。
盆栽に興味がある方、これから始めてみたい方はこちらの展示会を機会にぜひご利用ください。
【盆栽~愛好家の丹精込めた作品展~】
開催期間:2023年9月16日 土曜日から9月18日 月曜祝日 ※会期中、休館日なし
開催時間:8時45分から17時15分 ※最終日は15時00分まで
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
観覧料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
共催:札幌盆栽会
※こちらの展示会は会期が短いため、お早目のお越しをお勧めします。