明日から【さつき花季展】開催です！

本日は、午後からは時折大きな雨粒も降るあいにくの天気。明日から開催される【さつき花季展～さつき盆栽の満開の花を楽しむ～】の準備のため、さつき盆栽の愛好家団体「札幌さつき会」の作品の搬入がすすんでいます。

さつきは、旧暦の皐月の頃に開花する日本の固有種で、屋久島から関東に自生するツツジ科ツツジ属の低木です。北海道には分布していないため、道内では名前は聞いたことがあっても見たことのない方が多いかもしれません。

こちらのサツキ ‘翠扇’は、サツキの‘麗光’と‘晃明’を掛け合わせた品種で、花弁が厚い大輪咲き。

ご覧のとおり、サツキは一つの木から異なる色の花が咲く「咲き分け」が起こりやすい植物で、白、赤、絞りなど様々な花が咲くため、整えられた樹形とともに花の美しさを楽しむことができます。

小輪で丸弁深切れ咲きのサツキ ‘貴賢城’

また、突然変異によって一部の枝に違う種類の花をつける「枝変わり」も起こしやすく、こちらの会場でもその一鉢を見つけることができました。

こちらのサツキ ‘秀峰の光’は、サツキ ‘晃山の光’の枝変わりで、形の違う花を楽しむことができます。

懸崖の樹形に整えられたサツキ ‘紅牡丹’

株立ち樹形のサツキ ‘星の輝’

枝を好みの形に仕立てやすいため、古く江戸時代から鉢物として愛好されてきたサツキ。こちらの展示会では、札幌さつき会のみなさまにご協力いただき、上品な色合いの花とともに、美しい樹形など丁寧に仕立てられたサツキの席飾り23席46鉢のほか、会場中央には小品盆栽や山野草など31鉢も並びます。

札幌さつき会の会員による相談コーナーも展示会開催期間中、設置することになりました。盆栽に興味のある方、今後始めてみたい方などにぴったりです。こちらの展示会をきっかけに盆栽の輪が広がるとうれしいです。

また、6月8日土曜日と9日日曜日は会員が育てた花苗の販売も行います。

期間の短い展示会です。ぜひ満開のさつきを愛でに、百合が原緑のセンターにお越しください！期間中、大温室では【ゼラニウム展】も開催中です！

【さつき花季展～さつき盆栽の満開の花を楽しむ～】

【ゼラニウム展～ゼラニウムコレクション～】

カテゴリ