お知らせNEWS
2024/07/01

明日から【ユリ展】開催します!

本日から7月、昨日までの暑さが嘘のように、風が強く吹く雨模様のスタートとなりました。百合が原緑のセンター小温室では、公園の名称にも使われているユリの展示会【ユリ~原種をはじめとしたユリの紹介~】が明日から開催です。

展示会場

こちらの展示会では、北海道や日本で作出されたユリを中心に初日から約30種類280株ものユリが会場を飾ります。

北海道の藤島昇吉氏が作出したアジアティックハイブリッド‘秋葉錦’ アジアティックハイブリッド ‘秋葉錦’

 

北海道の板垣寿夫氏が作出したアジアティックハイブリッド‘フーガ’ アジアティックハイブリッド ‘フーガ’

会場には北海道でユリの作出をされていた藤島昇吉氏や板垣寿夫氏の作品のほか

本州でユリの作出をされていた竹田義氏のアジアティックハイブリッド‘ピリカ’

こちらはユリ栽培に関わり幾度も北海道小清水町に通った縁から、アイヌ語の「美しい」を意味する‘ピリカ’という名がついた、本州でユリの作出をされている竹田義氏のアジアティックハイブリッド ‘ピリカ’も展示しています。

また、ミチノクヒメユリを交配親にして、酪農学園大学にて作り出された新品種のユリを使い、盆栽仕立ての作品のほか、生け花作品も会場に並んでいます。

酪農学園大学にて作られたユリと斑入りのフウチソウ、カキドオシなどがあしらえられた盆栽鉢

酪農学園大学にて作られたユリには、斑入りのフウチソウ、斑入りカキドオシなどがあしらえられた盆栽仕立ての作品

酪農学園大学のミチノクヒメユリを交配親で作られたユリたちは、小型で耐寒性のある品種となります。儚さのある花姿が魅力的なため、古典園芸的な盆栽や生け花にもピッタリです。

酪農学園大学ではミチノクヒメユリで作られたユリの生け花

酪農学園大学にて作られたユリを切り花に、和風の生け花作品も並ぶ

 

ユリ協会で開催した講習会で受講生の皆さんが交配したユリ

期間中はユリ協会が過去に開催したユリの講習にて、受講生のみなさんが交配したユリなども展示されます。

実は、今年もユリ協会会員による「ユリの交配」講習会が7月6日 土曜日に開催します!10月26日 土曜日の「ユリの種子まき」と2回1セットの講習会で、自分でユリを作出してみたい!ユリに興味がある!という方、ぜひ参加していただきたい講習会です。

ユリの交配

7月7日 日曜日には「世界の百合広場」で楽しめているユリの観察会ツアーを開催。こちらに参加されたみなさんには、百合が原公園ではどのようにユリを管理し栽培しているのかも知っていただけるバックヤードもご案内していきます。

見頃を迎えているタケシマユリ

現在見頃を迎えているタケシマユリ

7月に入りユリの最盛期の季節を迎えようとしています。屋外花壇で開花を始めた各国のユリとともに、国内で作出された様々なユリやユリに関するイベントも多数開催している百合が原公園に、ぜひお越しください。みなさまのお越しをお待ちしています。

【ユリ展~原種をはじめとしたユリの紹介~】

期間:2024年7月2日火曜日から7月15日月曜祝日

場所:百合が原緑のセンター 小温室

【緑のセンター】

時間:8時45分から17時15分

入館料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料

休館日:月曜(月曜祝日の場合は、翌平日休館)

 

下記のイベントについては事前申し込みが必要です。百合が原 緑のセンター受付までお問い合わせください。(011)772-3511

≪ユリの交配・種子まき≫

  • 開催日時:1回目7月6日 土曜日、2回目10月26日 土曜日 いずれも13時30分から15時まで
  • 定員:20名
  • 参加料:各回800円

≪ユリツアー≫

  • 開催日時:7月7日 日曜日 10時30分から12時まで
  • 定員:20名
  • 参加料:500円

年月別