美しいさつきの花を愛でる【さつき花季展】6月5日から開催
一本の樹から複数の色や柄、形の花が咲くという特徴があるさつきの花。その多彩な美しい花が楽しめるこの時期、百合が原 緑のセンターでは【さつき花季展~さつき盆栽の満開の花を楽しむ~】を明日6月5日 木曜日から開催します。
本日は、さつき盆栽の愛好家団体「札幌さつき会」11名の作品の搬入や設置が午後から行われました。今回、会場には二十四席のほか小品盆栽38鉢も並びました。
盆栽で、一席とは仕切りとなっている左右の棒から棒までの空間のことで、主木となる大鉢と添えられた山野草や小ぶりの鉢で一つの世界感を表現しています。
さつき ‘千代の光’ 添え西別コケモモの一席
さつき ‘難破錦’ 添えのテカリダケキリンソウの一席
このほか、会場には3個5個7個といった奇数の鉢を、限られた空間に配置する盆栽の手法「飾り棚」なども展示されています。
さつきとは、旧暦の皐月の頃に開花する日本の固有種で、屋久島から関東に自生するツツジ科ツツジ属の低木です。北海道には分布していません。
さつき ‘碧翠’ 添えピラカンサの一席
さつき ‘美春’
ご覧のとおり、サツキは一つの樹から異なる色の花が咲く「咲き分け」が起こりやすい植物です。白、赤、絞りなど様々な花が咲くため、整えられた樹形とともに花の美しさを楽しむことができるこの時期は、大変贅沢な季節といってもよいでしょう。
また、さつきは枝を好みの形に仕立てやすいため、古く江戸時代から鉢物として長く愛好されてきました。
懸崖の樹形に整えられたさつき ‘紅牡丹’ 添えイワチドリの一席
こちらの展示会では、札幌さつき会のみなさまにご協力いただき、上品な色合いの花とともに、美しい樹形など丁寧に仕立てられた大鉢のさつきのほか、小さく仕立てられた小品盆栽のさつきやイワチドリやヒナソウなど季節の山野草も楽しめる会場となっています。
展示会が開催されている期間中は、札幌さつき会の会員による相談コーナーの開設や、6月7日 土曜日と8日 日曜日は会員が育てた花苗の販売も行います。盆栽に興味のある方や今後始めてみたい方、満開のさつきを愛でて楽しみたい方は百合が原 緑のセンターにぜひ足を運んでみませんか?期間中、大温室では【ゼラニウム展】も開催中です!
【さつき花季展~さつき盆栽の満開の花を楽しむ~】
- 開催期間:2025年6月5日 木曜日から6月8日 日曜日
- 開催時間:8時45分から17時15分(最終日は15時まで)
- 相談コーナー:10時から15時まで
- 開催場所:百合が原緑のセンター 中温室
- 入館料:高校生以上150円(中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料)
【ゼラニウム展~ゼラニウムコレクション~】
- 開催期間:2025年6月3日 火曜日から6月22日 日曜日
- 開催時間:8時45分から17時15分
- 開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
- 入館料:高校生以上150円(中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料)