ツバキの開花が始まりました
百合が原公園緑のセンターで、ツバキの開花が始まりました。花の少ない冬を彩ってくれるツバキ属の植物は、当園が力を入れて集めるコレクションの1つです。本州の冬の気温に近い温室で、よく育っています。
<ヤブツバキ ’西王母’> (学名:Camellia japonica 'Seiobo')、満開です。
桃色の花で、中国の伝説に登場する"長寿と桃の象徴の仙女"にあやかった名前だそうです。
大温室左奥の窓に近いところで、いち早く咲きはじめました。
つぼみもたくさんついているので長く楽しめそうです。
つぼみの先端がとがっていてチューリップのようです。
外側の花弁が紅のぼかしの一重、筒咲きの品種。花それぞれに色・形の違いが大きく、見比べるのも楽しいですね。
落下するときは、おしべと一緒に。
同温室の中央では、柑橘類も展示しています。
<ウンシュウミカン '日南の姫(ひなのひめ)'> (Citrus unshiu 'Hina-no-Hime')
柑橘は、緑の葉や黄色い果実が冬でも楽しめる鉢物です。
<ツバキ '炉開き'> (Camellia cv. Robiraki)
この品種はユキツバキとチャの自然交雑種です。
ちなみにこちら↓が10月末の「チャ」の写真
<チャ> (学名:Camellia sinensis)
※チャは、現在開花が終わっています
黄色い花芯の部分が、炉開きと似ていますね。
11月は"茶の湯のお正月"といわれ、囲炉裏を炉に入れる「炉開き」が行われます。11月から4月の寒さを暖かく過ごす、季節を感じさせてくれる名前です。
雪景色も美しい公園へぜひ遊びにいらしてください。
★百合が原緑のセンター
休館日:月曜日 ※祝日の場合は、翌平日が休み
年末年始の営業:通常の休館日も含め、本年は12/28(月)から1/4(月)が休館日となっております。
『クリスマスディスプレイ展』
開催期間:平成27年11月17日(火)~12月6日(日)
期間中休館日:11月24日(火)、11月30日(月)
開催時間:8:45~17:15
開催場所:百合が原緑のセンター 中温室・小温室
温室入館料:高校生以上130円 ※ただし、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
★ クリスマスリースや、オーナメントの販売もあります。ご予約済みのものも多くなってきたので、お早めにお求めくださいね★