お知らせNEWS
2011/05/19

食虫植物とサクラソウ

只今温室では、食虫植物展とさくらそう展の二つを開催しております。

今日はその展示会から、まずは大温室「食虫植物展」

この赤い縞の緑のコントラスト!なんという造形美!

ツヤツヤでピカピカの様子が写真から伝わるでしょうか?

さて、この植物は何だと思いますか?

答えは、ウツボカズラです。

葉が壺型に変形したこの部分が補虫器で、中に消化液を含んだ

水が入っており、ここに落ち込んだ昆虫を消化して養分としています。

ユーモラスな補虫器の形を見つめていると

妙に表情があるように思えてきますよ!

ぜひ温室でご覧下さい。

ご覧くださいと言えば、食虫植物展の中で

是非見ていただきたいのがこの植物!

ウサギがたくさんいるように見えませんか?

その姿の通り「ウサギゴケ」という名前で流通しています。

タヌキモ科の植物で、学名はウトリキュラリア サンダーソニー

(Utricularia sandersonii)

今なら白花と青花の両方が開花しています。

とっっっても小さい花なのにちゃんとウサギの形をしており

愛くるしいったらないです。

こんな可愛い花ですが、れっきとした食虫植物。

根に小さな捕虫嚢があり、微生物を捕らえて養分にします。

他にも、ウトリキュラリア ビスクアマタ

(Utricularia bisquamata)などをご覧いただけます。

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さて、中温室の「さくらそう展」が今見頃です。

ご来園の皆さんもその花姿を見て、

口々に「可愛い」「ステキ」などとおっしゃって下さいます。

展示会担当者の一押しがこの花、「南京小桜」

「北天の星」は、花弁が夜空にきらめく星のようです。

「初音」の鮮やかなピンクは画面では再現しきれません。

丸みを帯びた花びらが人気の「臥竜梅」

このような、様々な花姿のものをお楽しみいただけます。

また、サクラソウは古典園芸植物だけあって品種名が美しいです。

上記の「北天の星」などは、まさに名は体をあらわすといった感じでしょうか。

両展示会は、今月29日(日)が最終日です。

ぜひ会場にお越し頂き、実物をその目でご覧下さい。


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