開花情報 4/14(金)
突然冬に逆戻りしたかのような猛吹雪に見舞われた札幌ですが、本日は打って変わって、初夏を思わせる陽気となり、サクラやキタコブシなどの冬芽も、少しずつ緩み始めてきています。
公園内で最初に咲き始めたシナマンサクと、スノードロップはピークを過ぎましたが、
今週末も引き続きお楽しみいただけます。
ロックガーデンでは、クリスマスローズ(ヘレボルス・ニゲル)とキバナセツブンソウが咲き始めました。
ヨーロッパ中南部の自生地では12月のクリスマスの頃に咲くヘレボルス・ニゲルですが、雪国では雪解けともに花を咲かせます。
うつむいて咲くクリスマスローズですが、ニゲルは横向きに見やすく咲いてくれます。
ロックガーデンの裏の緑陰では、
シクラメン・コウムがピンクのかわいらしい花をつけています。
ロックガーデンの園路を奥に抜けた先のヒースガーデンでは、
春咲き品種が早くも咲き始めました。
カルナ ‘キング ジョージ’
これから、春の花が次々と咲く、にぎやかな季節がやってきます。
緑のセンター大温室では、春の花展が好評開催中です♪
エゾヤマザクラは、花のピークは過ぎていますが、咲き残りもあり、
新緑の葉桜と併せてお楽しみいただけます。
開花が遅れていたヤマシャクヤクも次々と咲き、
来週はヒトリシズカを追加して展示する予定です。
4月23日(日)までの開催です、お見逃しなく!
同じく大温室で、ゴヨウツツジ(シロヤシオツツジ)が咲き始めました。
ややうつむき加減に咲く純白の花は清楚で大変美しいです。
北海道に自生しておらず、また、2m近くまで成長しないと花をつけないため、北海道ではあまり見ることがない珍しい花です。4~5輪咲き始めており、週末から来週にかけて、次々と花を咲かせます。
また皇孫殿下、敬宮愛子(としのみやあいこ)様のお印としても知られる花です。
高貴な花姿をぜひご覧ください。
来週の4月18日(火)から、『サクラソウ美術館』を開催します。
日本の春の花サクラソウと、欧米のサクラソウで’プリムラの宝石’と呼ばれる、
プリムラ・オーリキュラなど、サクラソウの仲間を展示します。
サクラソウはサクラソウ花壇という江戸時代から伝わる飾り方で、
プリムラ・オーリキュラはイギリスを中心に流行し、
今もメジャーな飾り方として用いられるステージ風の展示スタイル「シアター」飾りと額縁飾りを再現し、
それぞれ展示します。
〈過去の展示会の様子〉
伝統と芸術が彩る植物、サクラソウとその仲間を多数展示する『サクラソウ美術館』にご期待ください!
【サクラソウ美術館】
開催期間:平成29年4月18日(火)から5月7日(日)まで
<期間中の休館日 4/24(月)、5/1(月)>
開催場所:百合が原緑のセンター中温室
開催時間:8:45から17:15まで
温室入館料:130円
※中学生以下無料。65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料