メコノプシスが咲きました。
百合が原公園の「世界の庭園」で今日5月31日にメコノプシスが開花しました。
メコノプシスは、青い花を咲かせるケシの仲間で、今から約130年前、中国雲南省の高地で発見されました。それまでケシの花と言えば赤や黄色しか知られていなかったため、そのとき世界に衝撃が走りました。
その後、雲南省からヒマラヤのいわゆる『シノヒマラヤ』地域で続々と、このメコノプシスの新種が発見され、それらは【ヒマラヤの青いケシ】、【天上の妖精】等の異名をもつことになりました。
メコノプシス ホリドゥラ (ケシ科 メコノプシス属 Meconopsis horridula)
そんなメコノプシス、栽培は極めて難しく、国内では1983年に初めて小樽で開花に成功しました。
その後大ブームとなりましたが、一般家庭ではなかなか開花まで至らないようです。
百合が原公園では、3種類のメコノプシスを展示しており、
今朝、開花したメコノプシス・ホリドゥラは、ブータンの国花で、通常4000m以上の高地にのみ自生している国内で観るのは珍しい花です。
今朝は2輪咲いて、今後ほかの種類の花も開花していくと思われます。
「世界の庭園」で開花しているメコノプシスを観に来てください。
【世界の庭園】
開園期間:4/24火曜日~11/4 日曜日の開園中は無休
開園時間:8:45~17:15 ※入園は16:45まで
入園料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は年齢を確認できる身分証明書等の提示で無料
他にも、世界の庭園内では、日本庭園で白い花びらのリュウキュウツツジやムンヒェナーガルテンという庭ではドイツスズランも咲いています。こちらも是非ご覧ください。
リュウキュウツツジ (ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron mucronatum)
ドイツスズラン (キジカクシ科 スズラン属 Convallaria majalis)
また、緑のセンター大温室では、サボテン・多肉植物の展示会を開催しています。
トゲトゲ、華やかな花、ぷっくりしたからだのものなど芸術的でユニークな性質をもつ植物がご覧いただけます。こちらは来月10日日曜日までです。
玉扇(ぎょくせん) (ススキノキ科 ハウォルティア属 Haworthia truncata)
【サボテン・多肉植物~人気のインテリアプランツ~】
開催期間:平成30年5月29日火曜日~6月10日 日曜日
開催時間:8:45~17:15 ※最終日は15:00まで
開催場所:百合が原公園緑のセンター大温室
入館料 :高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は年齢を確認できる身分証明書等の提示で無料
開催期間中は、相談コーナー、販売コーナーもございます。