立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花
「立てば芍薬(シャクヤク)、坐れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合の花」
女性の美しい姿や立ち振る舞いを意味する言葉ですが、
この言葉に登場するシャクヤクがいま咲き始めています。
シャクヤク(ボタン科 ボタン属)
すらっと真っ直ぐ伸びた茎の先に、豪華な花をつけているその姿は凛とした佇まいで、甘い香りも素敵です。
まだ、咲き始めではありますが、これから開花が進みますと、赤やピンク、白などのシャクヤクがリリートレイン沿線に並び、リリートレインに乗車しながら楽しむことができます。
【リリートレイン】
・乗車料金:1人1回360円(小学生以上)
・営業期間:4月28日~10月28日
・始発10:00、最終便15:30又は15:40
4~6月・9月:月曜日~土曜日30分間隔で運行、日曜日、祝日20分間隔で運行
7~8月:平日30分間隔で運行、土曜日、日曜日、祝日20分間隔で運行
10月:平日運休、土曜日、日曜日、祝日30分間隔で運行
※リリートレインは、札幌塗装工業協同組合青年部会設立30周年を記念した社会貢献事業により内外装がリニューアルされました。
また、世界の百合広場では現在、オトメユリやエゾスカシユリが開花中です。
もうすぐ、タケシマユリやマルタゴンリリーなど様々なユリが咲き、園内に「ユリの季節」がやってきます。
昨年の世界の百合広場の様子(今年はこれからです。)
そして、「マグノリア アシェイ」が今週咲き始めました。
マグノリア アシェイ(モクレン科モクレン属)
「マグノリア アシェイ」はマグノリアの仲間で、比較的大きな花をつけるマグノリア属の植物の中でも特に大きく、直径約30~40㎝あります。
小さいお子さんの頭ぐらいの大きさです。
純白で柔らかな雰囲気をもち、甘い香りがします。
あたたかいフロリダ原産のため札幌の冬を越すのは大変難しく、当園では特殊な冬囲いをして冬を越しています。
国内ではほとんど植えられておらず、貴重な植物です。
百合が原公園の世界の庭園内にある踏切近くにある木に咲きます。
当園のアシェイは樹高2m程度に抑えているため、すぐそばでご覧になって、その香りをお楽しみ頂けます。
ただ、このアシェイ、キレイに見られるときはごく短いのです。
一つの花は2~3日、短ければ1日程度で茶色くなってしまいます。
そのため、お越しの際はお電話にてご確認いただくことをおすすめしています。
【百合が原公園 管理事務所】
電話番号:011-772-4722
受付時間:8:45~17:15
そして、珍しい植物をもう一つご紹介します。
「アガベ」という植物です。
アガベ’屈原の舞扇’(キジカクシ科 リュウゼツラン属)
先日まで開催していた「サボテン・多肉植物展」で展示していたものなのですが、「アガベ」は、数十年、ものによっては100年に一度しか咲かないと言われている貴重な植物なんです。
アガベ’屈原の舞扇’のつぼみの様子
そのアガベがいまにも咲きそうな状況です。
花をつけるのが今からワクワク楽しみです。
アガベは百合が原緑のセンター大温室で見ることができます。
興味のある方は、是非この機会にお越しください。
【百合が原緑のセンター】
温室観覧料:大人(高校生以上)130円
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌平日)
また、今週末は園内で「冒険遊び場 プレーパークin百合が原公園」を開催します。
「プレーパーク」とは、
季節の自然素材を使って子どもたちの「やってみたい!」を実現していく遊び場で、「自分の責任で自由に遊ぶ!」がモットーのイベントです。
プレーリーダーや世話人の大人たちが見守る中、ダメなこと、危ない事は自分たちで考えながら遊びます。
今回は「ロープワーク」、「フキなど植物を使った遊び」、「ダンボールでひみつ基地づくり」などを行う予定です。
【冒険遊び場 プレーパークin百合が原公園】
開催日:6月17日 日曜日
開催時間:10:00~13:00
開催場所:百合が原公園(札幌市北区百合が原公園210番地)
参加費:無料
持ち物:飲み物 ※着替え、タオルがあると安心です。
服装:汚れてもいい服装