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2021/12/09

緑のセンター開花、展示会情報(12月9日)

太陽の動きをもとにして1年を24に分けて季節を表現した二十四節気では、先日「大雪(山地だけではなく、平地にもたくさんの雪が降る頃。本格的な冬の到来)」を迎えていますが、公園内の積雪は無く朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じる毎日です。

百合が原緑のセンターの大温室ではコウテイダリアが次々に開花をはじめました。

大温室のコウテイダリア

大温室の奥で開花しているコウテイダリア(キク科 ダリア属 Dahlia imperialis)

ダリア属は、メキシコから中米にかけて27種類が分布し、コウテイダリアは茎が木質化する木立ダリアの一種です。竹のような節がある茎が特に太くなり、よく成長するもので草丈は5から6メートルにもなります。

コウテイダリアの茎

学名のimperialis(皇帝の)は、力強く天に向かって伸びてゆく様と、気品ある花姿から付いた名とも言われています。

コウテイダリアのアップ

コウテイダリアは、日が短くなる時期にならないと花芽ができない短日植物で、8月から10月にかけて公園内を豪華に彩っていたダリアとは開花期も異なっています。

また、寒さに弱いため北海道の屋外では育てることが難しく、また草丈が高く茎は空洞のため風に弱い植物でもあります。そのため温度が保たれ天井が高い百合が原緑のセンター温室だからこそご覧いただける植物の1つでもあります。

開花が進むコウテイダリア

草丈が高く蕾も今年度は多数ついています。薄紫がかった桃色のコウテイダリア。一重咲きの大輪の花がいくつも活き活きと開花しています。

 

また中温室では12月12日日曜日まで【クリスマスディスプレイ展】も開催中です。

クリスマスディスプレイ展会場

ガーデンショップスタッフによる、リースやスワッグが所狭しと展示販売しています。

赤い実が華やかなリース 装飾されたロウソク

木の実や綿の装飾が可愛らしいスワッグ パープルの色合いがシックなスワッグ

植物の暖かみ溢れるリースやスワッグは、まもなく訪れるクリスマスを豊かに演出してくれます。

北海道ではなかなかご覧いただけない植物の開花や、一足早いクリスマス気分が楽しめる展示会が開催中の百合が原緑のセンターに、今週末は足を運んでみませんか?みなさまのお越しをお待ちしております。

【クリスマスディスプレイ展~個性あふれるナチュラルリース~】

開催期間:令和3年11月9日火曜日から12月12日日曜日

開催時間:8時45分から17時15分

休館日:月曜日

観覧料:高校生130円(中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料)

 

【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】

施設のご利用、ウォーキングやペットを連れての公園内の散歩などでお越しのみなさま、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力をお願いいたします。


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