エゾスカシユリ、メコノプシス・ベトニキフォリア開花しました
昨日今日と陽射しにも恵まれ、屋外でも過ごしやすい気候になっています。遠足や散策などでいらっしゃる方々の楽し気な声も聞こえてくようになった園内で、例年いち早くユリの季節到来を知らせてくれるエゾスカシユリがいよいよ開花しました。
エゾスカシユリ(ユリ科 ユリ属)
北海道や千島列島、サハリン、中国東北部、カムチャツカ半島などに自生しているエゾスカシユリは、オレンジ色の花色に黒い斑点があり、横向きや下向きに花を咲かせるユリが多い中、上向きに花を咲かせるユリです。
また、スカシユリのスカシとは「透かし」のことで、花びらの根本あたりが少し細くなって、透かして中が見えるから、この名前がついたと言われています。百合が原公園のシンボルマークにも使われています。
エゾスカシユリは、公園の世界の百合広場周辺の池の周りで咲き始めたばかりです。
オトメユリも一部開花を始め、まもなく訪れるユリの季節到来に心躍る思いで【世界の庭園】へも足を運んでみたところ、本日はメコノプシス ベトニキフォリアが開花していました!
本日開花していたメコノプシス・ベトニキフォリア(ケシ科 メコノプシス属)は、「ヒマラヤの青いケシ」という名前が広まるきっかけとなった代表種で、涼し気な水色の花色が特徴です。主産地は中国雲南省北西部の高山地帯で、標高3000m~4000mの地帯に自生しています。
開花期間も2日から3日ほどと短く、株数が少ないため開花を楽しみにされていたみなさんはぜひお早目にお越しください。
明日からは【ゼラニウム展~ゼラニウムコレクション~】も開催され、温室内はまた華やいだ空間が広がります!
期間中は約70種類170鉢のゼラニウムをお楽しみいただけます。
屋外で開花を始めた植物たちとともに、鮮やかな花色溢れる【ゼラニウム展】へもぜひお立ち寄りください。みなさまのお越しをお待ちしています。
【世界の庭園】
札幌市の3つの姉妹都市(瀋陽、ポートランド、ミュンヘン)と日本庭園で構成された施設
営業日:4月23日土曜日から11月3日木曜祝日まで毎日営業
開園時間:8時45分から17時15分(入園は16時45分まで)
入園料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
【ゼラニウム展~ゼラニウムコレクション~】
開催期間:令和4年6月7日火曜日から6月26日日曜日
開館時間:8時45分から17時15分
観覧料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用やウォーキング、ペットを連れての公園内の散歩などでお越しの際は、マスクの着用、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへご協力いただけますようお願いいたします。