初夏の開花情報6月2日
6月に入り、園内を彩る植物たちも装いを変えつつあります。まずは「世界の百合広場」で開花を始めていたエゾスカシユリからご紹介していきます!
エゾスカシユリは、北海道や千島列島、サハリン、中国東北部、カムチャツカ半島などに自生し、花被に濃色の斑紋があり、上向きに咲きます。
スカシユリのスカシとは「透かし」のことで、花びらの根本あたりが少し細くなっているため、透かして中が見えることから、この名前がついたと言われています。
百合が原公園のシンボルマークにもなっているユリで、例年、約100種類ものユリが楽しめる園内で、一早く咲き始めますエゾスカシユリは、間もなく始まるユリの季節到来を知らせてくれます。同じ花壇には、エゾスカシユリの変種で草丈の低い、ヒメエゾスカシユリも開花中です。
札幌の姉妹都市(ポートランド、ミュンヘン、瀋陽)の庭園様式や風景を再現した『世界の庭園』では、フジやシベリアアヤメ、ヒメウツギなどが楽しめています。
日本庭園から瀋芳園に向かう園路ではフジの花が見頃
瀋芳園の白いフジ
瀋芳園のシベリアアヤメ
ポートランド庭園のヒメウツギ
初夏といえば華やかなバラの季節でもあります。温室前のバラ花壇や、針葉樹に囲まれたローズウォークで数種類開花を始めています。
バラ原種選抜種 ロサ ピンピネフォリア ‘グローリー オブ エドゼル’
シュラブローズ ダンウィッチ ローズ
今日現在、園内で開花を始めているバラは10種類にも満たないのですが、6月中旬には一気に咲きそろっていくかと思います。どうぞお楽しみに!
リリートレイン沿線ではルピナスも開花を始めました。
問い合わせの多いフジの見頃は来週末までかと思います。
しばらく雨や涼し気な日が続きそうですが、園内各所で様々な植物たちが開花や見頃を迎えています。緑のセンターでは、来週6月6日火曜日から【ゼラニウム展】、6月8日木曜日からは【さつき花季展】が開催されます。
近くにお越しの際は、ぜひ百合が原公園の植物たちを愛でに立ち寄ってみませんか?
【世界の庭園】
札幌市の3つの姉妹都市(瀋陽、ポートランド、ミュンヘン)と日本庭園で構成された施設
営業日:4月22日土曜日から11月5日日曜日の期間、毎日営業
開園時間:8時45分から17時15分(入園は16時45分まで)
入園料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料