雨の合間に(温室ではつる植物、屋外ではエリカ、カルーナ)
本日8日は暦の上では秋を迎える「立秋」となりました。朝から雨が降ったりやんだり、涼しい風も吹いています。まずは雨宿り気分で温室へ足を延ばしてみましょう!
タイタンビカス(アオイ科 フヨウ属)
リリートレインの車窓からも眺め楽しんでいただいているムクゲと同じアオイ科のタイタンビカス。15から25センチメートルほどのインパクトのある大きい花が咲きます。
夏ならではのつる植物の展示も始まっています。
フジマメ ‘ルビームーン’(マメ科 コウシュンフジマメ属)
アピオス(マメ科 ホドイモ属)
アピオスは北アメリカ東部原産のマメ科のつる植物ですが、豆がなるのではなく根につく小芋が食されるそうです。その味はピーナッツのようでもあり、ほくほくとした栗のようでもるそうです。
見るも楽しい植物はこのほかにも…。中温室で開催中の「フクシア展」も13日日曜日までとなりました。
かわいらしい花姿のフクシア。ガーデンショップでもフクシアは販売中です。
途中、雨も上がったので、温室からほど近いヒースガーデンへも足を向けてみました。
こちらの花壇では夏咲きのエリカやカルーナが開花をはじめました。
エリカ ワガンス ‘ミセス D.F. マックスウェル’
エリカ テトラリクス ‘アルバ モリス’
小さく可憐な花と、葉の色も変化に富んで魅力的なエリカやカルーナ。よく見ると花の形もエリカとカルーナでは異なりますが、今後見頃を迎えると一面にピンクや白、黄色や緑色の絨毯が敷かれたような景観が広がります。
カルーナ ウルガリス ‘ウインター チョコレート’
カルーナ ウルガリス ‘ゴールド ヘイズ’
こちらも咲き始め。見頃を迎える時期に改めてご紹介しますね。
明日からはまた30度を超える暑い日が続くと予報が出ています。この暑さは立秋を境に呼び方も「残暑」と呼ばれるようになります。
残暑厳しい日はあれど、ふと秋を思う風に、季節の移ろいを感じさせるこの時期。花散策がまた楽しくなる季節を迎えようとしています。
【フクシア展~多彩な花色と花形のフクシアコレクション~】
開催期間:2023年6月20日火曜日から8月13日日曜日
開催場所:百合が原緑のセンター 中温室
【緑のセンター】
会館時間:8時45分から17時15分
入館料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
休館日:月曜(月曜祝日の場合は、翌平日休館)