本日の百合が原公園(フジバカマ、ダリア、シュウメイギクのほかキンモクセイの蕾の様子)
昨夜は中秋の名月。雲もなく、きれいな月をご覧いただけていた方も多かったのではないでしょうか?
本日は秋らしい涼しげな風も吹き抜けて、来園されている方々も上着を一枚羽織って園内の散策を楽しまれています。
緑のセンター温室横のボーダー花壇では秋の七草、フジバカマが開花を始めています。
フジバカマ(キク科 ヒヨドリバナ属)
万葉集の歌に詠まれた秋の七草のひとつフジバカマ。藤色の花色と、花弁の形が袴のようだったため藤袴と名がついたと言われています。
その付近では艶やかな紫色に染まってきているコムラサキの実やシュウメイギク、秋風に揺れるススキなどのグラス系植物も楽しめています。
コムラサキ(クマツヅラ科 ムラサキシキブ属)
平安時代の歌人、紫式部にちなんでこの名がつきました。初夏に花を咲かせるコムラサキは、つやのある紫色の実がたっぷりとつき、秋めく景色の中とても映えます。
シュウメイギク(キンポウゲ科 イチリンソウ属)
漢字で書くと「秋明菊」と書き、別名では「貴船菊」や「秋牡丹」と呼ばれています。キンポウゲ科の植物なので、花形はアネモネのようです。百合が原公園ではこちらの花壇のほか、世界の庭園やロックガーデンなどでも現在見頃を迎えています。
続いて園内のダリアもご紹介します。
今年度はダリア園のほか、リリートレイン沿線や世界の庭園などで160品種以上のダリアが植栽されています。お好みのダリアが見つかると思いますよ。
リリートレイン沿線ではダリアのほかにミヤギノハギやキバナコスモスも見頃を迎えています。
ただ、リリートレインは10月から平日は運休、土日祝日のみの運行となります。リリートレイン乗車を希望される方は土曜日、日曜日、祝日にお越しください。
では、最後に緑のセンター「今朝のキンモクセイ 蕾の様子」です。
9月30日 朝 キンモクセイ蕾の様子です。オレンジに色づいた蕾は今にも開花を始めそうです。
大温室奥の板壁前に植栽され、周辺ではすでに甘い香りも漂い始めています。もう間もなく、開花のお知らせができそうです。
明日以降も蕾の様子はこちらのホームページ、または百合が原公園公式のインスタグラムにてご紹介していきます。どうぞお楽しみに。