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2024/04/22

【サクラソウ美術館】は明日から開催(園内ではチシマザクラの開花も)

百合が原緑のセンター中温室では、江戸時代を中心に多くの園芸品種が作られたサクラソウ(日本サクラソウ)と、18世紀中頃から19世紀にかけて主にイギリスで栽培・発展したプリムラ オーリキュラが楽しめる展示会「サクラソウ美術館」が明日4月23日から開催されます。

サクラソウ名花30撰の一つ南京小桜

サクラソウは、日本に自生するサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。会場ではサクラソウ名花30撰の一つで、江戸時代から受け継がれる、歴史ある品種 ‘南京小桜’や

サクラソウ名花30撰の一つ‘北斗星’は大正から昭和戦前に作られました

サクラソウ名花30撰の一つで、大正から昭和戦前に作られた ‘北斗星’などもご覧いただけます。

名に「サクラ」が入り、サクラに似た花をつける、春の代名詞として名高いサクラソウは、花の色や形が変異しやすい性質をもつため、江戸時代を中心に、庶民の間で珍しい特徴的な新品種が競って作出されていました。

桜草花壇

本展示会では、よしずで背景を覆い一鉢一鉢の花姿を引き立てるために、花を段飾りで千鳥状に飾る展示方法「桜草花壇」。江戸時代に創案されたと言われている飾り方で展示します。

こちらは18世紀中頃から19世紀にかけて、おもにイギリスで品種改良されたサクラソウの仲間プリムラ オーリキュラ。伝統的な展示方法の「ショウステージ」や「額飾り」でご紹介します。

プリムラオーリキュラの伝統的展示方法「ショウステージ」

プリムラ オーリキュラの伝統的展示方法「ショウステージ」

ライトセンターアルパインオーリキュラ‘マーク’

ライトセンターアルパインオーリキュラ ‘マーク’

プリムラ オーリキュラは、円環の整った幾何学的な花姿、独特のはっきりした色合いの「生きる絵画」「プリムラの宝石」とも呼ばれています。

【サクラソウ美術館】では、湯沢園芸のご協力のもと、和洋の伝統的な展示方法を取り入れ、期間中入れ替えを行いながら約190品種220鉢の日本のサクラソウと、20種類20鉢のプリムラ オーリキュラを展示します。

最後に、連日寒い日が続いていますが【世界の百合広場】ではチシマザクラが開花を始めました。

中央花壇から世界の庭園受付に向かう園路で開花中のチシマザクラ

チシマザクラは中央花壇から世界の庭園受付に向かう園路に植えられています。

枝先ではチシマザクラは数輪開花

枝先に数輪開花しているのを見つけました。寒さに強いチシマザクラとは言え、あたたかな気候が待ち遠しいことでしょう。

明日からは札幌市内も気温が高くなる予想が出ています。春を探しにぜひ百合が原公園に足を運んでみませんか?

【サクラソウ美術館~日本や欧米のサクラソウの展示~】

開催期間:2024年4月23日火曜日から5月6日月曜祝日まで

開催場所:百合が原緑のセンター 中温室

【百合が原緑のセンター】

開館時間:8時45分から17時15分

休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)

料金:高校生以上130円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料


年月別