コウテイダリア、ツバキ、サザンカ、ネリネ開花中(2024年11月15日)
例年12月中旬に見頃を迎えている、百合が原 緑のセンター大温室のコウテイダリア(キク科ダリア属)ですが、今年はいつもの年に比べて2週間ほど開花が早まっています。
茎が木質化(茎が茶色に変色し、まるで木のように硬くなる)する、「木立ダリア」と呼ばれる3種類あるダリアの一つです(英名はツリーダリア)。中でも竹のような節がある茎は特に太く、草丈は5メートルから6メートルもの高さになるという特徴があります。
ただ、寒さに弱く、草丈が高く成長するわりには茎が空洞で風に弱いため、北海道の屋外では育てるのが難しい植物です。日が短くなる時期にならないと花芽がつかない短日植物なので、8月から10月にかけて屋外の花壇で豪華に彩っていたダリアとは開花期間が異なるのも特徴の1つです。
今年も、草丈が高く蕾も多数ついている緑のセンターのコウテイダリア。例年、10から15センチメートルほどの薄紫がかった桃色の大輪の花を楽しみにされている方も多い植物ですが、今年は例年に比べ2週間ほど開花が早まっています。
実は、ツバキやサザンカの開花も少し早まっています。
秋にあたたかい日が続いたせいか、鉢物だけでなく大温室で地植えされているツバキやサザンカも次々に開花を始めています。
ミモザの株元ではヒガンバナの仲間のネリネ(ヒガンバナ科 ネリネ属)や
ガーデンショップで販売中の育種家たちの希少なパンジーやビオラもこちらの大温室で多数陳列されています。
屋外では楽しめる花々が少なくなってきました。天候に左右されず、ゆっくりと植物やイベントが楽しめる百合が原緑のセンターにぜひ足を運んでみませんか?中温室では【クリスマスディスプレイ展】も開催中です。
【クリスマスディスプレイ展】
- 開催期間:2024年11月6日 水曜日から12月15日 日曜日
- 開催場所:百合が原緑のセンター中温室
【百合が原 緑のセンター】
- 開館時間:8時45分から17時15分
- 観覧料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は証明書等の提示で無料
- 休館日:月曜
※こちらの展示作品の一部は12月3日 火曜日から販売を予定しています。