マドンナリリー開花しました(2025年6月26日)
気が付けばもう数日で7月。記録的な猛暑となった6月があっという間に過ぎていこうとしています。園内の多くの植物たちも鮮やかに色づき、【世界の百合広場】では純白の花を咲かせるマドンナリリーのほか、数種類のユリが咲き始めていました。
マドンナリリー ‘カスケード’(ユリ科 ユリ属)
開花したばかりのこちらのマドンナリリーは園芸品種の‘カスケード’です。直径7から10センチほどの中輪で、純白の花を総状につけるマドンナリリーと性質はほぼ変わりませんが、花びらが肉厚で大きくしべ群も散らないなど園芸価値にも優れている品種です。マドンナリリーはヨーロッパでは古くから聖母マリアの象徴とされ、教会花として用いられていました。
P1駐車場から公園南側の藤棚に向かう途中ではコマユリやその黄花変種のキコマユリ。ヒメユリの変種、ミチノクヒメユリとチョウセンヒメユリなども開花しています。
藤棚の前にある生垣内でも2種類のユリが開花中です。
こちらはカツラの樹で作られた生垣で、世界でも流通の少ない希少なユリ27品種を植栽しています。今後の開花が楽しみなユリ花壇の一つです。
最後に本日の中央花壇の様子です。
「世界の百合広場」のほぼ中央にあり、4つの池に囲まれた、盛り上げ式の円形の整形花壇で、開花期に背の高さが揃うよう品種を選定し、花が大きくやや上向きに咲くLAハイブリッドのユリを今年は5品種約4,700株植栽しています。
進出色の赤と黄色のほか、他色を引き立てる効果がある白色のユリも組み合わせたこちらの花壇では、黄色いユリ‘イエロー ダイヤモンド’が開花を始めていました。日々、ユリの開花が進む【世界の百合広場】の見頃までもう間もなくです。
このほか、百合が原公園ではバラも見頃を迎えています。
ローズウォークやヒースガーデン横のシュラブローズ花壇、モニュメント広場など各所でバラが見頃を迎えています。
暑さが厳しい時間帯もありますので、十分な水分補給と涼しげな木陰を使って休憩を取り入れながら花散策をお楽しみください。
【百合が原公園】
- 場所:百合が原公園
- 料金:無料(有料施設は除く)
- 開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
- 駐車場:P1、P2、P3駐車場は朝6時から20時まで開放(無料)混雑時は臨時駐車場も開放中