【ユリ展】開催と【世界の百合広場】開花情報(2025年6月30日)
今朝は雲が広がりすっきりしない空模様。時折強く雨の降る時間帯もありましたが、植物たちには恵みの雨。今後は今日はたっぷりと水分を蓄えてもらいましょう。
明日からユリの最盛期の7月を迎えるということで、百合が原 緑のセンター小温室では「ユリ展~原種をはじめとしたユリの紹介~」をユリ協会と酪農学園大学の協力により開催します。
百合が原公園が保有する、北海道や日本で作出されたユリコレクションを中心に7月13日 日曜日までの期間中に約30種類200鉢を展示します。展示されている一部をご紹介します。
会場には北海道でユリの作出をされていた藤島昇吉氏や板垣寿夫氏の作品のほか
ユリ栽培に関わり幾度も北海道小清水町に通った縁から、アイヌ語の「祈り」を意味する‘コイタッカラ’という名がついた、本州でユリの作出をされている竹田義氏の作品も展示しています。
また、期間中はユリ協会が過去に開催した講習会で、受講生自身でユリの交配や種子まきを行い、作り出されたユリの中にはまだ名もついていないものも展示されます。
また、同会場ではミチノクヒメユリを交配親にして、酪農学園大学にて作り出された新品種のユリを使った生け花や寄せ植え、コケ玉など学生による作品も会場を飾ります。
酪農学園大学にて作られたユリ‘草千里’や‘橙夏’などを使い、学生たちそれぞれの個性を出しつつ仕上げた生け花作品
酪農学園大学のミチノクヒメユリを交配親で作られたユリたちは、小型で耐寒性のある品種や花弁が肉厚で比較的花が大きい品種などあります。
どちらも日本特有の美意識を感じさせるつつましい花姿のため、季節感のあるアジサイやギボウシなどと組み合わせ、古典園芸の生け花や寄せ植えに仕上げて楽しむにもピッタリなユリです。
屋外の【世界の百合広場】では本日リーガルリリーが数輪咲き始めていました。
7月に入ると【世界の百合広場】の各所で様々なユリが開花や見頃を迎え、今年度3600株が植栽されているこちらのリーガルリリーも圧巻の光景がまもなくご覧いただけると思います。
ユリに関するイベントも様々開催される百合が原公園にみなさんお誘いあわせの上、お越しください。
【ユリ展】
- 開催期間:2025年7月1日 火曜日から7月13日日曜日
- 開催場所:百合が原 緑のセンター 小温室
- 開館時間:8時45分から17時15分
- 観覧料:高校生以上150円(中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料)
- 休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)
【ユリの交配・種子まき】
数種類のアジアティックハイブリッド系統の花粉を用意し、ユリの交配を実際に行う講習会です。種ができるかどうか、どのような花姿のユリが誕生するのか、ご自身で挑戦してみませんか?
なお、こちらの講習は7月5日 土曜日に「ユリの交配」、10月25日 土曜日には交配した種子を使い「ユリの種子まき」を行う、2回1セットの講習会です。
- 開催日時:1回目7月5日 土曜日、2回目10月25日 土曜日 いずれも13時30分から14時30まで
- 定員:20名
- 参加料:各回800円
【ユリツアー】
百合が原公園では、希少な原種や色鮮やかな園芸品種が楽しめる整形花壇など、約100種類2万株ものユリが植栽され、6月中旬から8月中旬にかけて見頃を迎えます。
こちらの【ユリツアー】では、それぞれのユリを説明していくだけでなく、百合が原公園でのユリ栽培をご覧いただけるバックヤードもご案内予定です。
昨年7月に開催されたツアーの様子
- 開催日時:7月6日 日曜日 10時30分から12時まで
- 定員:20名
- 参加料:500円
【オリエンテーリング3「世界のユリ」】
百合が原公園では、例年7月がユリの最盛期!来園されるみなさんに、ユリ散策を楽しみながらクイズにも挑戦していただこうと、明日6月24日 火曜日から【オリエンテーリング3「世界のユリ」】を開催しています!
世界の百合広場を会場に、ユリに関するクイズが書かれた看板が6か所設置されています。クイズに答えながら、これから見頃を迎えるユリを楽しんでくださいね。参加された皆さんには、記念シールをプレゼントします。
- 開催期間:2025年6月24日 火曜日から7月21日月曜祝日(前半6月24日から7月4日、後半7月5日から7月21日で、クイズ内容が変わります)
- 開催時間:9時から16時30分
- 参加費:無料
- 受付場所:緑のセンター受付、世界の庭園受付、リリートレイン改札 ※期間中、6月30日、7月7日、14日は緑のセンター休館日