レンゲショウマやリコリスなど開花しています(2025年8月28日)
本日は雲が広がり雨の心配もありましたが、蒸し暑さはないので大変過ごしやすい花散策日和。昼夜の気温差も徐々に出てきているせいか、初秋を感じる植物たちの姿も園内各所で見られるようになってきました。
この時期、例年問い合わせの多いのはロックガーデンのレンゲショウマ。現在二か所でその花姿をご覧いただけています。
レンゲショウマ(キンポウゲ科 レンゲショウマ属)
緑のセンター横から、ロックガーデンの池のある園路を超えると左手側にまず1株見えてきます。
石積み花壇の木の根元に植栽され、園路から近しい箇所にあるので、花の写真も撮りやすいかと思います。
その道をさらに進むと、木陰のある緩やかな斜面状の花壇中腹部分でも植栽されています。
こちらには2株が植栽され、今年もたくさんの蕾をつけてくれています。この夏の暑さにも負けず、涼し気な淡い紫色の花を咲かせたレンゲショウマは「森の妖精」とも呼ばれ親しまれています。
周辺には植栽されている場所を示す看板も設置しています。百合が原公園にお越しの際は、レンゲショウマを是非ご観賞ください。またその株周りには秋咲きの原種シクラメン へデリフォリウムも咲き始めました。
百合が原 緑のセンター大温室の奥ではヒガンバナの仲間、リコリスも開花中です。
リコリスはヒガンバナ科 ヒガンバナ属の総称で、日本や朝鮮、中国、インド、ラオス、ミャンマーなどに約20種分布しています。この中にヒガンバナやショウキズイセン、ナツズイセンなどが含まれています。現在では園芸品種も多数つくられておりそれらを含めてリコリスと呼んでいます。
温室内にもピンクや白、黄色やオレンジ色のリコリスが展示中です。問い合わせの多いヒガンバナは緑のセンターでは例年9月下旬に開花しています。こちらも開花した際はお知らせしますね。
公園東側にあるダリア園やリリートレイン沿線ではダリアやムクゲ
世界の百合広場では、ユリの季節を締めくくるカノコユリの選抜品種 ‘うちだかのこ’もまだ今週末まではご覧いただけそうです。
日が暮れ始めると涼やかな秋の風と一緒に、虫たちの合唱も聞こえてくるようになってきました。秋の気配が広がり始めている百合が原公園で、花散策を楽しんでみませんか?
【緑のセンター】
- 開館時間:8時45分から17時15分
- 入館料:高校生以上150円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
- 休館日:月曜(月曜祝日の場合は、翌平日休館)
【百合が原公園】
- 場所:百合が原公園「ロックガーデン」「ダリア園」など
- 料金:無料(有料施設は除く)
- 開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
- 駐車場:P1、P2、P3駐車場 朝6時から20時まで無料開放中