ヒガンバナ開花しました(2025年9月17日)
最近、開花状況の問い合わせが増えてきたヒガンバナ、百合が原緑のセンター中温室で本日開花しました。
ヒガンバナ(ヒガンバナ科 ヒガンバナ属)
中国や、日本の岩手、秋田以南に分布し、本州では田んぼのあぜ道によく植えられています。お彼岸の時期に咲くヒガンバナは、曼珠沙華(マンジュシャゲ)という名でも呼ばれています。
この曼殊沙華という名は、サンスクリット語の「manjusaka(マンジュシャカ)」に由来しているといわれています。「天界に咲く花」を意味して、おめでたいことが起こる兆しとして天から赤い花が降ってくるという仏教の経典の記述にちなみ、「曼殊沙華」と呼ばれるようになったとされています。
北海道では地植えでの越冬が難しい植物のため、こちらの温室で開花するのを毎年楽しみにされている方も多くいらっしゃいます。ただ、開花期間が短い植物ですので、ぜひお早目にお越しください。
また、緑のセンター横のボーダー花壇ではコムラサキの実が色づき、ホトトギスやフジバカマが一部開花を始め、日々秋が深まってきていることを知らせてくれています。
コムラサキ(シソ科 ムラサキシキブ属)
平安時代の歌人、紫式部にちなんでこの名がつきました。初夏に花を咲かせるコムラサキは、つやのある紫色の実が大変美しく観賞価値が高いとされています。
タイワンホトトギス(ユリ科 ホトトギス属)
鳥のホトトギスの胸の模様が、この花のまだら模様と似ているところから、そのまま鳥の名前のホトトギスという名がついたとされています。
フジバカマ(キク科 ヒヨドリバナ属)
万葉集の歌に詠まれた秋の七草の一つ、フジバカマは藤色の花色と、花弁の形が袴のようだったため藤袴と名がついたと言われています。
朝晩の冷え込みだけでなく、日中の気温も緩やかに下がり始めました。肌寒い日も増えてきていますので、一枚羽織るものご用意してみなさんも百合が原公園で秋を探してみませんか?
緑のセンターでは本日から「さつき盆栽秋季展」も開催中です。
【緑のセンター】
- 開館時間:8時45分から17時15分
- 入館料:高校生以上150円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
- 休館日:月曜(月曜祝日の場合は、翌平日休館)
【さつき盆栽秋季展~愛好家の丹精込めた作品展~】
- 開催期間:令和7年9月17日 水曜日から9月21日 日曜日(会期中、休館日なし)※最終日は15時00分まで
- 開催場所:百合が原緑のセンター 大温室
- 主催:(公財)札幌市公園緑化協会 共催:北海道さつき会
【百合が原公園】
- 場所:百合が原公園「花木園」など
- 料金:無料(有料施設は除く)
- 開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
- 駐車場:P1、P2、P3駐車場 朝6時から20時まで無料開放中