2014/06/09
ヒマラヤの青いケシが開花しました!
暑い日が続いていましたが、気候もようやく落ち着いて恵みの雨が降りましたね。
百合が原公園は、園内のライラックも峠を過ぎ、フジも終わりに向かっています。
そんな中、心待ちにしていた方も多いかと思います。
ヒマラヤの青いケシ、開花しました!
ケシ科メコノプシス属[Meconopsis]の植物で、一般に"ヒマラヤの青いケシ"と呼ばれます。
今回開花したのは、メコノプシス ベトニキフォリア[M. betonicifolia]です。
ヒマラヤやチベット、中国西南部の標高4,000mの高地などに分布しています。
暑さに非常に弱いので、日本の中でも冷涼な北海道は栽培に向いています。
といっても、特に近年は暑い夏が北海道にもありますので、栽培が簡単、とは言えません。
こちらも上で紹介したものと同じ品種[M. betonicifolia]です。
先に紹介した花よりも赤みが強いので紫に近いですね。
この2つが今年最初の花で、つぼみもたくさんあります。順次開花していく予定です。
また青いケシの横には仲間であるヨーロッパ産種のカンブリカ[M. cambrica]も、
オレンジ色の花をたくさん咲かせています。
メコノプシス花壇の場所は、世界の庭園内です。
庭園内では今、フジやツツジ、キングサリやウツギの花もご覧いただけますので、
庭園の雰囲気を味わうのと合わせて是非おこしください。
『世界の庭園』
日本庭園に加え、札幌市と姉妹都市である3市(瀋陽市/中国、ミュンヘン市/ドイツ、ポートランド市/アメリカ)との四庭園からなる庭園エリア。
利用料金:高校生以上130円
※65歳以上の方は年齢を証明できる身分証の提示、
障がいのある方は身障者手帳を提示でそれぞれ無料。
時間:8時45分~17時15分