温室でいろんな植物を展示中。
今年のお盆は、あいにくの雨ですね。最近、お天気が優れない日が続いているので、体調管理には十分気を付けたいものですね。
さて、そんなお天気の中でも、百合が原緑のセンター温室の植物たちは元気です。
今回は、いま温室内で育てている植物をいくつかご紹介していきます。
まずは、「ケイトウ’キャンドル’」です。淡い桃色の野ケイトウ系の雨に強い花です。
ケイトウ`キャンドル’(ヒユ科 ケイトウ属)
花穂は細い円錐形で、枝分かれしてたくさんの花穂をつけます。
名前の通り、キャンドルのような形をしていて、お花屋さんでケーキに見立てて、フラワーキャンドルケーキとして販売されたりもしています。
次は、ストレプトカルプス。
冷涼な環境を好み、夏の暑さと強い日差しが苦手な植物です。
アフリカ、マダガスカル、アジアに分布し、非常に多くの園芸品種をもちます。
`ストレプトカルプス’(イワタバコ科 ストレプトカルプス属)
`ストレプトカルプス’(イワタバコ科 ストレプトカルプス属)
さまざまな色、形のものがあり、今の環境が過ごしやすいのかイキイキして見えます。
そして、花だけでなく、実は野菜も展示しています。
緑のトンネル
温室担当スタッフが、色々な野菜を組み合わせて「緑のトンネル」を作りました。
天狗ナス(ナス科 ナス属)
近くで見てみると、天狗ナスがあったり。
ゴーヤ(ウリ科 ニガウリ属)
鮮やかなグリーンの色合いのゴーヤ。
ラディッシュ(アブラナ科 ダイコン属)
タマネギ(ユリ科 ネギ属)
カボチャ(ウリ科 カボチャ属)
ラディッシュやタマネギ、カボチャもあります。
また、珍しい植物として、きゅうりメロンや琉球スズメウリもあります。
きゅうりメロン(ウリ科)
半分に切ったきゅうりメロン
きゅうりメロンはウリ科の植物で、大きさはブドウくらいの大きさです。
見た目はスイカみたいで、まるで「赤ちゃんスイカ」のようでカワイイ。
食べてみると、きゅうりとライムを合わせたような味で、最近、欧米で人気のフルーツです。
サラダやピクルスにしたり、カクテルの飾りにもなっているそうです。
露地栽培はもちろん、プランターでも栽培可能で比較的育てやすい植物です。
琉球スズメウリ(ウリ科 オキナワスズメウリ属)
琉球スズメウリは、別名ヤマゴーヤとも言われ、熱帯原産で日本では沖縄地方で自生しています。
白いストライプの入った緑色の小さい実をつけ、緑色から赤に変化します。
但し、「毒」があるので食べてしまわないように注意が必要です。
他にも、漬物にするとおいしい青大長縞瓜(アオオオナガシマウリ)などもあります。
温室は屋内ですので、お天気に左右されることなく、ご覧いただけます。
夏休みももうすぐ終わりです。是非、遊びに来てください。
【百合が原緑のセンター温室】
温室観覧料:大人(高校生以上)130円
休館日 :月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間 :8:45~17:15