大温室では柑橘系植物
温暖な気候を好む柑橘系植物は、北海道ではなかなか実がついている状態で観賞することができませんが、百合が原緑のセンター大温室では、現在27種類の柑橘系植物を展示中です。
実が色づいてきた様子も楽しめるようになってきました。
ウンシュウミカン(ミカン科 ミカン属)
前回、柑橘系の植物をご紹介した11月4日に比べ、さらに展示されている種類が増えています。大温室に入るとウンシュウミカンが目につきます。この時期、お店にもよく並んでいますね。
スダチ(ミカン科 ミカン属)
ユズの近縁種で徳島県の特産品です。江戸時代の後期から栽培され、古くから果汁を酢として料理に用いていたことより、スダチバナ(酢橘)が転じてスダチと呼ばれるようになったと言われています。
ネーブルオレンジ(ミカン科 ミカン属)
世界で最も広く栽培されている。バレンシアオレンジと並んで、よく知られた早生のスィートオレンジ。こちらもかなり色づいてきました。
仏手柑(ミカン科 ミカン属)
こちらは仏手柑(ぶっしゅかん)という名がついた珍しい形をした柑橘系植物です。
木になった様子が千手観音の手のように見えるためその名がついたと言われています。これから黄色く色づき、先は割れて開いたようになります。食用ではなく観賞用として扱われますが、仏の手の形をした植物いう名から、縁起が良い幸運を呼ぶ植物とも言われています。
11月4日にお知らせした獅子ユズもこんなに色づいてきました。
11月4日撮影の獅子ユズ
11月24日撮影の獅子ユズ
百合が原緑のセンター温室では、日頃から食している身近なミカンや、初めて見聞きする珍しい柑橘系植物など、実り完熟してゆく様子をお楽しみいただけます。
【百合が原緑のセンター温室】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)
料金:高校生以上130円※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書提示で無料
※温室内は、植物にあった溫度設定にしております。暖かい格好でお越しください。
※新型コロナ感染拡大防止のため、館内入館の際は手指の消毒やマスクの着用、周りの方とソーシャルディスタンスを保つなどにご協力ください。