今日の百合が原公園(ヒースガーデン、ダリア園など)
心地よい日差しと爽やかな風が吹き、本日も絶好の散策日和となっている百合が原公園。おすすめの花壇を今回もご紹介していきますね。
こちらはまもなく見頃を迎えるヒースガーデンです。
ヒースとは、本来イギリス北部やアイルランドの荒地のことを意味します。この荒地は、耕作や牧畜には向いておらず、エリカ(英名:heath)やカルーナ(英名:hsather)などの植物で一面覆いつくされています。この景色はイギリスにおいて郷愁を抱かせる原風景として親しまれているそうです。
エリカやカルーナはどちらもツツジ科の植物で、高温多湿には弱く、雨が少なく夏は冷涼な場所に自生する植物です。そのため北海道での栽培に適しています。
エリカ ワガンス ‘ライオネス’
エリカ ワガンス ‘ミセス D.F. マックスウェル’
たくさんの筒状の可愛らしい花が房のようにつくエリカは、春咲きと夏咲きがあります。現在は夏咲きが開花をはじめています。
カルーナ ウルガリス ‘ゴールドワースクリムゾン’
カルーナ ウルガリス ‘ロングホワイト’
カルーナは、蕾を包んだ苞とその内側の萼が発達していて、その部分が花に見えます。
ヒースガーデンは、絨毯のように広がる白やピンク色の花々や矮性針葉樹とともに、緑や黄色、銀緑色などの葉の色も楽しんでいただけるスペースです。今週末から見頃を迎えます。
続いてこちらは日増しに色鮮やかな風景が広がってきたダリア園の様子です。
花色も花形も大変多彩で、夏から秋にかけて次々に咲き続けるダリアは、百合が原公園の秋一番のおすすめスポットです。ダリア園は現在3分咲ほどで、例年9月頃から見頃を迎えています。
温室前花壇も茎切りや除草でスッキリ。
ロックガーデンでは木々の木陰のある花壇でシュウメイギクも数輪開花していました。
晩夏から秋へと向かう百合が原公園。異国を思わせるヒースガーデンや色鮮やかなダリア園など、それぞれの花壇をお楽しみください。
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
花散策やウォーキング、ペットを連れての散歩などで公園をご利用されます皆様におかれましては、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力とともに、こまめな水分補給や涼しい場所での適時休息などにも心掛けてご利用くださいますようお願いいたします。