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2024/12/21

本日は冬至です

今朝は随分と冷え込み、園内を歩いていると頬を刺すような寒さ。カメラを持つ手もあっという間にかじかみ、北海道の冬の洗礼を受けたような朝ではありましたが、世界の百合広場にある池では、寒い朝の風物詩「蒸気霧」が発生していました。

ユリ園の池では、けあらし

この現象は、冷たい空気が温かな水面の上にある時、水面から蒸発する水蒸気や水面に近いところの空気が冷やされることによって発生するもので、「気嵐(けあらし)」とも呼ばれています。放射冷却によって冷え込みが厳しくなった時に発生しやすくなるそうです。

寒さは厳しくなっていきますが、自然が創りだす幻想的な光景が楽しめて、少し得をしたような気分になれた朝の散策でした。

さて、本日は4つの季節「春夏秋冬」をさらにそれぞれ6つに分け、季節を表す名前を付けた二十四節気の一つ「冬至」。一年の中で最も日が短く夜が長くなる日です。

ちらのホームページでは、毎年、緑のセンターで結実している柑橘系の植物と一緒に、冬至のお話をお伝えしています。

ユズ 

 ユズ(ミカン科 ミカン属)

柚子湯に入る風習は、冬至を「湯治(温泉に入浴し病気やケガの治療、療養すること)」、ユズは「融通が利く(体を丈夫にする)」といった語呂合わせや、ユズの香りが邪気を払ってくれるといった意味合いから、古くは江戸時代からあったと言われています。実際、血行促進や疲労回復、風邪予防も期待され、肌荒れにも効果があるそうです。

スダチ

 スダチ(ミカン科 カンキツ属)

こちらのスダチは果実の果汁を昔から食酢として調理に利用されていたことから「酢橘」に由来していると言われています。また、ユズやカボス、レモンやライムなどとともに、搾った果汁や果皮を料理に使い、酸味や香りを楽しむ柑橘類で「香酸柑橘」とも呼ばれています。

また、運がよくなるようにと、にんじんやれんこん、かぼちゃ(別名なんきん)、うどんや寒天など、名前に「ん」が重なる食べ物を食べるようになったと言われています。

冬至は、日が最も短い日であり、この日を境にまた日が長くなっていくことから「悪いことが続いた後に良いことが訪れる(陰から陽へ向かうこと)」という意味合いの「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われています。

この冬至を境に、みなさんの運気があがるよう、あたたかなユズ湯に浸かり、ほくほくのカボチャ(南京)などを食して、これからの冬にそなえてみませんか?

【百合が原緑のセンター温室】

開館時間:8時45分から17時15分

休館日:月曜(月曜祝日の場合、翌平日休館)、年末年始(12月29日から1月3日)

観覧料:高校生以上130円

中学生以下、65歳以上、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料

≪お知らせ≫

17日 火曜日から始まった、百合が原公園名物「ゆり根どら焼き」のお値引きセールですが、5日目を迎え在庫も残りわずかとなりました。

通常1個250円にて販売しているところ100円引きの150円でお買い求めできるとあって、たくさんのみなさまにご購入いただいております。

ゆり根どら焼き

ゆり根入りの滑らかな白あんを、はちみつ風味のしっとりとした皮で挟んだ優しい甘味広がる、百合が原公園オリジナルのどら焼き。在庫がなくなり次第終了ですので、どうぞお早めにおこしください。


年月別