秋の景色とリサイクル(ローズヒップさんの活動もありました)2025年10月30日
昨日とは打って変わって、今日はあたたかな陽ざしに恵まれ、気持ちの良い秋日和となりました。百合が原公園では、朝早くから紅葉狩りを楽しむ方々の姿も多く見られました。
黄色やオレンジ、朱色に色づく葉は落葉も始まり、「紅葉の絨毯」が広がっているエリアもあります。
園内の落ち葉は作業員によって回収され、やがて百合が原公園の花壇を育てる堆肥へと生まれ変わります。
これは、公園の管理する上で出るさまざまな植物の廃材を主な材料として、堆肥やチップの製造から活用までを行う「植物リサイクル」に取り組んでいるためです。
回収した落ち葉などは分解が遅いため、切り返しは年に数回おこない、植物のマルチング材料や堆肥として使います。
このほかにも、剪定した枝や枯れた木の幹・根などは細かく砕いて、主に園路の舗装材として再利用しています。
また、刈り取った草や除草した植物、花壇の植物の茎や花がら、根なども堆肥の材料として活用し、土を豊かにすると同時に、ゴミを減らす取り組みにつなげています。
11月3日 月曜祝日まで無料開放中の「世界の庭園」では、各国の庭の暮れゆく秋の景色が楽しめています。
このような美しい景観が楽しめるのも「植物リサイクル」で作られた堆肥のおかげでもあります。
また、本日は公園ボランティア「ローズヒップ」のみなさんの今年度最終活動日でもありました。
公園内のバラ花壇の管理を行ってくださっているローズヒップのみなさん。本日は葉むしりや不要な支柱外し、銘板の袋掛けなど、まもなく訪れる冬の準備を行っていただきました。
美しい秋の景色が楽しめるのは、四季がはっきりしている日本ならではですが、今後はさらに落葉も進み、雪の降る日も増えていくことでしょう。植物たちの冬支度はまもなく始まります。
残りわずかな秋の景色。「植物のリサイクル」で支えられている百合が原公園で楽しんでみませんか?
【百合が原公園】
- 場所:百合が原公園
- 料金:無料(有料施設は除く)
- 開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
- 駐車場:P1、P2、P3駐車場、すべて開放中です。ぜひご利用ください。
【世界の庭園】
- 札幌市の3つの姉妹都市(瀋陽、ポートランド、ミュンヘン)と日本庭園で構成された施設
- 開園日:11月3日 月曜祝日まで毎日営業
- 開園時間:8時45分から17時15分(入園は16時45分まで)
- 入園料:10月1日 水曜日から11月3日 月曜祝日までは無料開放





