緑のセンター開花情報(12月14日)
朝から一面白く覆われ、吹雪いていた時間帯もあった昨日に比べると、本日は少し暖かく感じられる朝でしたね。百合が原緑のセンターでは、クリスマスの時期に開花するクリスマスローズや、香りが楽しめるルクリアなど冬の植物がご覧いただける時期になりました。
へレボルス ニゲル(キンポウゲ科 クリスマスローズ属)
日本では、流通しているへレボルス全体の総称をクリスマスローズと呼び親しまれていますが、ヨーロッパではクリスマスの時期に開花するへレボルス ニゲルをクリスマスローズと呼びます。花弁に見える部分は萼片が大きくなったもので、萼片は花弁より長持ちするため、開花の様子を長く楽しむことができ、現在大温室入口を飾っています。
ルクリア(アカネ科 ルクリア属)
ヒマラヤや中国雲南省原産の常緑低木のルクリアは、花の少ない冬期間に開花し、さらに芳香も楽しむことができます。なによりサクラのような花色と花形から、別名「アッサムニオイザクラ」とも呼ばれて親しまれています。現在、3輪ほど開花したばかりですが、見頃を迎える頃にはその花姿だけでなく、やわらかな芳香にも癒されます。
ギョリュウバイ(フトモモ科 ギョリュウバイ属)
ニュージーランドやオーストラリア原産のギョリュウバイは、葉が中国原産の「御柳(ギョリュウ)」という樹木に、花はウメの花に似ているため「御柳梅(ギョリュウバイ)」という和名が付けられました。現在は紅色のギョリュウバが展示中ですが、今後、花色が薄桃色や白色で一重や八重咲きのギョリュウバイも展示予定です。
また、本日の空の青さがより一層活き活きとした姿を表現してくれているコウテイダリアも次々に開花しています。
12日日曜日まで開催されていたクリスマスディスプレイ展で、会場に暖かな灯りをともしていた押し花のランプシェードは装いを変え、正月の玉飾りやヤナギをあしらえて展示中です。
ぜひ、期間中お越しいただけなかったみなさま、こちらの和の装いもおススメです。
このほかツバキやサザンカ、柑橘系植物など北海道の屋外では楽しむことができない植物をごらんいただけますよ。本格的な冬到来だからこそ楽しめる百合が原緑のセンターの植物で、気持ちも和むひとときを是非お過ごしください。
屋外の移動は、天候により足元が滑りやすくなっている箇所もございます。お越しの際は足元と暖かな服装で気を付けてお越しください。
【百合が原緑のセンター】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌平日休館)
観覧料:高校生130円(中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料)
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用、ウォーキングやペットを連れての公園内の散歩などでお越しのみなさま、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへのご協力をお願いいたします。