百合が原公園開花情報7月13日
朝から雲が広がってはいますが、本日もよく風がとおり気温も落ち着いている様子。屋外での活動も随分と過ごしやすいように思います。7月も中旬に入り、皆さんからユリの開花情報についてのお問い合わせも日々多くなってきています。
こちらは今朝の中央花壇の様子です。7月上旬から黄色、白、赤の順で徐々に咲き始めたこちらの花壇。早咲きのものが終わりかけてきていますが、まだまだ見応え十分です。
こちらは世界の庭園入口前にある星形花壇。鮮やかなオレンジ色のユリと、花壇を縁取るように咲く濃紫色のラベンダーのコントラストが大変見事な花壇です。どちらの花壇も、例年記念撮影やスケッチスポットとしてたくさんの方が利用されている人気のある整形花壇です。
世界の百合広場が賑わいを増してきていますが、実は公園東側の花壇も様々な植物が開花や見頃を迎えています。
リリートレイン駅舎から遊具広場へと向かっていく園路では、ユリの花によく似たヘメロカリスも次々に開花を始めています。
ヘメロカリスは、ススキノキ科ワスレグサ属の植物で、初夏から夏にかけて次々と花を咲かせる暑さ寒さに強い多年草の植物です。
英名で「デイリリー」と呼ばれ、ユリによく似た花を咲かせますが ユリとは異なり朝に開花した花は夕方には萎んでしまい、一日で終わってしまうという特徴があります。ただ、1本の花茎には10~30個ほどの蕾をつけるため、オレンジ、黄、赤、ワイン色、ピンク色など、夏に映える非常に印象的な花を長期間楽しむことができ、彩り豊かな景観を演出してくれます。
百合が原公園のヘメロカリス花壇は、リリートレイン駅舎から遊具広場へと続く園路約150mに渡って約30品種ほどが植栽され、現在10種類ほどが開花を始めました。
また遊具広場前のに広がるモニュメント広場ではラベンダーと開花期間の長い真紅のバラが見頃を迎えているとお伝えしましたが、その横でイトランも現在開花中です。
イトランはキジカクシ科 イトラン属の植物で、1から1.5メートル程の高さの花茎は直立しています。白花を多数つけて現在見頃を迎えています。葉にも特徴があって、葉の縁からねじれた糸のような繊維を出しています。イトランをご覧になる際は、ぜひ葉の様子も観察してみてください。
公園東側駐車場付近では、モフモフとした煙を連想させるスモークツリーもご覧いただけるようになりました。本日は午後から雨もぱらつき始めてしまいましたが、園内各所でお勧めしたい花壇が増えてきています。ぜひお近くにお越しの際は、盛夏を彩る植物達をご覧に百合が原公園へお立ち寄りください!
【百合が原公園】
場所:百合が原公園
料金:無料(有料施設は除く)
開園日時:終日入園可(但し、有料施設は除く)
駐車場:P1、P2、P3駐車場はいずれも開放中(無料)
【百合が原公園管理事務所よりお知らせ】
施設のご利用やウォーキング、ペットを連れての公園内の散歩などでお越しの際は、マスクの着用、手洗いや手指の消毒、周りの方とのソーシャルディスタンスを保つなど、基本的な感染予防対策の取り組みへご協力いただけますようお願いいたします。
※熱中症対策のため、帽子の着用やこまめな水分補給、木陰での休息なども積極的に取り入れて園内散策をお楽しみください。