冬が来る前に
11月に入り半月が過ぎましたが、午前中は寒さも緩み、公園内の冬支度も順調に進んできています。
緑のセンター前では、ドウダンツツジの冬囲いが仕上がっていました。
ローズウォークでもバラの冬囲いが終了していました。続いて、先日今年度の営業が終了した「世界の庭園」へも足を運んでみました。
こちらは瀋芳園の門前に広がるアジサイコレクションの様子です。例年7月中旬から50種類ものアジサイが次々に見頃を迎えるこちらの花壇でも冬囲いの真っ最中。
来年も花色がさまざまなアジサイたちをこちらの花壇で楽しめそうです。
今年8月15日から改修工事のために閉園となっていた「日本庭園」では、現在も工事は続いていますが、サツキやツツジにも冬囲いが施されていきます。
日本庭園では、例年5月上旬にブンゴウメ、5月中旬にはヨドガワツツジやリュウキュウツツジなどが楽しめます。
雪の多い北海道では、植物を積雪から守る大切なひと手間として冬囲いを行います。本格的な冬が来る前の限られた期間で作業員のみなさんが手際よく作業を進めていきます。
このほかに「世界の百合広場」ではユリの花壇に堆肥の敷設も行われていました。こちらの堆肥は公園内の落ち葉や枯れ葉などで作られたもの。撒かれた堆肥からはまだ発酵時の蒸気も出ていました。
百合が原公園では、公園を管理するときに出る様々な植物の廃材を主な材料とした堆肥やチップの製造から施用までを行う、植物のリサイクルにも力を入れています。
落ち葉や枯れ葉、剪定した枝など、それぞれの廃材を使い分け、必要に応じてまた公園内で再利用しています。植物の根元に戻すやり方は、周りの自然にあまり迷惑をかけないで公園管理を持続する方法と言え、環境へも配慮された取り組みです。
来年も活き活きと咲く植物を楽しんでご覧いただけるよう、本格的な冬に突入してしまう前のこの時期、急ピッチで作業中です。
公園内の園路は、通年開放しておりますが、作業のため資材などを運ぶカートなども走行中です。散策やウオーキングなど楽しまれている方々に十分注意し作業を進めております。みなさまのご理解ご協力よろしくお願いいたします。