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2025/01/11

緑のセンター開花情報(ゆり根ようかんも新発売)2025年1月11日

本日から三連休。札幌市内は本日も穏やかな天候が続いています。百合が原 緑のセンターでは、冬に咲き始める植物たちが楽しめます。

ヘレボルス ニゲル

ヘレボルス ニゲル(キンポウゲ科)

日本では、流通しているへレボルス全体の総称を「クリスマスローズ」と呼び親しまれていますが、ヨーロッパではクリスマスの時期に開花するへレボルス ニゲルのみを、クリスマスローズと呼んでいます。白くやや下向きに花は開きますが、花弁に見える部分は萼片が大きくなったもので、萼片は花弁より長持ちするため、開花の様子を長く楽しむことができます。

大温室を入って左にある石垣ではソシンロウバイも開花を始めていました。

ソシンロウバイの株

一番手前の枝先で2つほど開花中です。

ソシンロウバイの花のアップ

ソシンロウバイ(ロウバイ科 ロウバイ属)

中国中部を原産とするロウバイの一品種で、強い芳香があります。「素心」は花弁が芯まで同色になることを表す園芸用語で、素心蝋梅(ソシンロウバイ)には花全体が黄色になる特徴があります。

おととし植栽し、昨年も開花していました。今年も蕾はこの枝のほかに数個ずつと多数ではありませんが、この温室の環境を好んで生長してくれてうれしく感じています。

続いて、こちらは何の植物かわかりますか?

フウセントウワタのたね

この植物は8月に花を咲せていたフウセントウワタ(ガガイモ科 フウセントウワタ属)。

フウセントウワタの花

フウセントウワタの花は、そり返ったような白い花弁と紫色の副花冠が印象的ですが、9月頃にはハリセンボンのようなフォルムの果実がなるユニークな植物でもあります。

フウセントウワタの果実

この成熟した果実が裂けて中から綿のような冠毛がついたタネが姿を現していました。

このほか、大温室ではツバキやサザンカ、中温室では鉢物のミモザや香りの良いルクリアなどが楽しめます。

ツバキ桃雀

サザンカ

鉢物のミモザ

雪の多い時期ではありますが、冬に咲き始める植物もたくさんあります。この三連休は百合が原 緑のセンターの花々を愛でに足を運んでみませんか?

最後に、百合が原緑のセンターで大変人気のゆり根どら焼きに加えて、ゆり根を使ったようかんの販売を本日から始めました。こちらは十勝の忠類産のゆり根をペースト状にし、白いんげん豆と混ぜ合わせて、白あんのような上品な色合のようかんとなっています。
植物学者の牧野富太郎氏も高知のゆり根で作られたゆり根ようかんを好んで召し上がっていたとか。

純白ゆり根ようかん

ゆり根特有のかおりとまろやかな口どけの良さを生かした、甘さ控えめの「純白ゆり根ようかん」です。
食べきりサイズで、忠類の道の駅でもお土産としても人気だそうです。

百合が原公園にお越しの際は、こちらの「純白ゆり根ようかん」もぜひご賞味ください。

※長らく欠品しておりました「ゆり根どら焼き」は1月15日頃入荷の予定となりました。


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